体臭が臭い!男に多い体臭の種類と対処法

男に多い体臭として「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3つが挙げられます。それぞれ発生のメカニズムは異なり、中には生理的なもので仕方がないといえる匂いもありますが、日頃からケアを意識して行うことである程度の対策は可能です。男の体臭の原因と対処法を学んで、臭いと言われない魅力的な男性像を目指しましょう。

男性は体臭が匂いやすい!?

男性は女性と比べて体臭が匂いやすいと言われています。もちろん女性にも特有の体臭はありますが、女性の場合は男性と違ってデオドラントや芳香に気を使っている人が多いので気になるケースは少ないといえます。男性でも匂いに気をつけている人はいますが、女性と比べるとケアが甘く、どうしても体臭が目立ちやすいのは男性ということになってしまうのでしょう。

90%以上の日本人男性が密閉空間で匂う

密室空間にいるときに、90%以上の日本人男性から体臭が漂っていることをご存知でしょうか。これは男性化粧品で有名なメーカー「マンダム」が発表したもので、1000人以上の男性サンプルを実際に鼻で嗅いで調べた結果だそうです。想像以上に多い数字に驚きますが、これが現実のようです。体臭は他人が面と向かって指摘できないマイナスポイントでもあるため、日頃から自分で意識してケアするしかありません。

 

男性に多い体臭(1)汗臭

男性に多い体臭として汗臭があります。文字どおり汗臭い匂いのことですが、ワキガと異なり気をつけていれば予防や対策は簡単です。

汗臭とは

汗臭とは20代に目立つ体臭で、一般的に汗臭さといわれている類のニオイです。20代をピークにして、歳をとるごとに少しずつ匂いは減少していきます。

匂いの傾向は人それぞれで、酸っぱい人もいれば香辛料のような匂いの人もいます。またミルク臭がする人もいるようです。いずれにしても不快な匂いで、外国人にとってはセックスアピールになるようですが、日本ではマイナスイメージにしかなりません。他人も気を使ってなかなか指摘してくれないでしょうから、日頃から意識して汗臭チェックを行うようにし、匂うと感じたら早急に対策を練るべきです。

汗臭発生のメカニズム

汗臭は皮膚に存在する常在細菌が、物資を分解することで発生するメカニズムとなっています。

分解される物質は主に汗や皮脂。汗はエクリン腺やアポクリン腺から分泌されています。エクリン腺は全身にある汗腺、アポクリン腺は腋の下や陰部など局所的に存在する汗腺です。これら汗腺から分泌される汗に匂いはありません。

また皮脂腺から分泌される皮脂にも匂いはありません。これらが混じり合った状態で、洗い流さずに不潔な状態にしていると、常在細菌が繁殖して分解を始めます。このときに嫌な汗臭が発生するのです。

汗臭の対策

汗臭の対策としては、まず体を清潔に保つことです。汗臭はまたの名をワキ臭というだけあって、腋の下が目立ちます。面倒がらずに体を毎日洗うように心がけ、細菌が繁殖する環境を作らないようにしましょう。体を洗う時にはデオドラント系のボディソープがおすすめです。市販品には男性の匂い対策にスポットを当てたものがあるので、そういった商品を選んで使ってみましょう。

また外出先で手軽に使用できるデオドラント系のウエットティッシュやスプレーなども売られています。屋外ではそのような商品でケアして匂いを抑えるように努めましょう。

 

男性に多い体臭(2)ミドル脂臭

男性に多い体臭の2つ目がミドル脂臭で、後頭部から腐った脂の匂いが漂います。40代に近づくにつれ匂いも濃くなっていきますので、若いうちからケアを心がけるようにしましょう。

ミドル脂臭とは

ミドル脂臭とは40代男性に多い体臭です。古くなった油脂のような不快な匂いで、加齢臭よりも周囲に広がりやすいという特徴があります。加齢により匂いは強くなっていき、40代で最も臭くなる傾向にあります。ミドル脂臭の正体であるジアセチルは、足の臭さや口臭の元になっている成分よりも匂いが強く、少ない量でも匂ってしまう困った成分です。数ある男性の体臭の中でも、多くの女性が不快に感じる匂いなので、女性に嫌われたくなければ対策に励みましょう。

ミドル脂臭発生のメカニズム

ミドル脂臭は、ジアセチルが中鎖脂肪酸と混じり合うことで発生します。皮膚の表面には常在細菌のブドウ球菌が存在します。このブドウ球菌は乳酸が好物で、エクリン腺から分泌された汗に含まれる乳酸に集まり増殖を始めます。乳酸はブドウ球菌に分解されてジアセチルに変化します。

一方、汗と同様に皮脂は皮脂腺から分泌されています。皮脂に対しても常在細菌は集まり増殖し、こちらでは中鎖脂肪酸を生み出します。 中鎖脂肪酸単体ではいわゆる「頭の匂い」に過ぎず、微かに匂う程度なのでそれほど不快なものではありません。ジアセチルの匂いのほうが問題で、使い古しの油脂のような匂いを放ちます。これが中鎖脂肪酸と混じり合うことで一層不快な匂いとなり、ミドル脂臭と呼ばれる体臭になります。

ミドル脂臭は早めに対策をしないと皮脂に蓄積され、染み付いてしまうので気をつけましょう。

ミドル脂臭の対策

ミドル脂臭の対策は、汗臭同様に匂いの発生箇所を清潔に保つことです。発生箇所は頭のてっぺんから首にかけての背中側頭部です。この周辺を念入りに洗い、皮脂をしっかりと落とすようにしましょう。ここでもデオドラント系のボディソープやシャンプーが役に立ちます。市販品にはジアセチル対策をうたったミドル脂臭用シャンプーもあるようです。そのような商品を選ぶとさらに高い効果が期待できるでしょう。

髪の洗い方も重要です。ミドル脂臭が出やすい部分をマッサージしながら洗いましょう。1分半くらいの時間をかけて洗うことが理想的で、できれば2度洗いでしっかりと常在細菌やジアセチルを落とせるように心がけてください。

 

男性に多い体臭(3)加齢臭

男性に多い体臭の3つ目が加齢臭で、枯れ草のような体臭が特徴です。加齢によって自然と発生するタイプの体臭なので、40歳を過ぎたあたりから意識してケアすることが大切です。

加齢臭とは

加齢臭とは中年以降の男性に多い体臭で、枯れ草に似た匂いのことです。皮脂に含まれている脂肪酸が酸化して匂いの元となります。背中や胸など体の中心が匂うようになることが多く、40代から匂いはじめ、50代ころから本格的に匂うようになるケースが多く見られます。

加齢臭発生のメカニズム

加齢臭発生のメカニズムは皮脂の酸化です。全身にある皮脂腺からは皮脂が分泌されていますが、その皮脂中にはパルミトレイン酸という脂肪酸が含まれています。皮脂は空気中の酸素と結びついて酸化しますが、パルミトレイン酸も同様に酸化をします。酸化したパルミトレイン酸は2-ノネナールという物質に変わり、枯れ草のような匂いを放ちます。若い頃には少なかったパルミトレイン酸の分泌量が加齢によって増えていくので、この匂いは中年以降に目立つようになるのです。

加齢臭の対策

加齢臭の対策は皮脂の洗浄と消臭によって行います。他の体臭とは異なり、匂いの発生に細菌は関係していないので除菌などの対策は考えなくてよいでしょう。デオドラント対策用のボディソープやウエットティッシュで皮脂を落とすように努めましょう。特に匂いが目立つようになる背中や胸は入浴時にしっかりと洗うことが大切です。また衣類にも匂いが染み付きやすいので、消臭対策の洗剤でこまめに洗濯し、衣類用のデオドラントスプレーも積極的に使用してみましょう。

 

まとめ

男性に多い体臭の種類とその対処法についてご理解いただけたでしょうか。これらの体臭は生理的な要因ではありますが、病気によって匂っているものではないため、日頃から意識して対策を行うことで予防や軽減ができるタイプの体臭です。「歳をとったから」「体質だから」と諦めてしまっては、あなたの魅力も下がってしまいます。この記事を参考に日常のケアに努めてみてください。