育毛に効果的な食べ物とは?男性のAGA対策のための食事も紹介

育毛に励む方の多くは、シャンプーに気をつかったり、育毛トニックを試したりしていることでしょう。では、食べ物についてはどうでしょうか?薄毛関連のウェブサイトには、食べ物と育毛との関連性を解説しているものが少なくありません。食べ物が育毛に及ぼす影響について、詳しく見ていきましょう。AGAと関連のある食事についても解説します。

育毛と食べ物って関係あるの?

冒頭で触れたとおり、育毛と食べ物の関連性は方々で語られています。しかし、実際に食べ物は育毛に関係があるのでしょうか。真相に迫ってみましょう。

食べ物に直接的な育毛効果はない

食べ物の種類は無数にありますが、直接的な育毛効果をもつものは確認されていません。“ある食べ物の成分で髪が生える”、といった医学的根拠をもつ食べ物はないのです。 たとえば、過去に“ワカメに発毛効果がある”という情報が流れたことがありましたが、この情報も誤りです。ワカメをどれだけたくさん食べても、直接的な発毛効果は得られません。

育毛を助ける食べ物はある

上記のとおり、直接的な意味でいうと、育毛効果を得られる食べ物はありません。とはいえ、食べ物と育毛はまったく無関係と考えるのは間違いです。髪の毛も体の一部であり、食べ物から摂取した栄養がなければ育つことはできません。 髪の発育は、体の健康のうえに成り立つものです。食事によって体の健康を保つことは、育毛に欠かせない要素。こうした意味では、食べ物は育毛に役立つといえます。

また、一部の食べ物には、間接的に育毛を助けてくれる働きがあります。より正確にいうと、育毛の助けになる成分を多く含む食べ物があるのです。どのような食べ物が育毛に役立つのか、次節で詳しく解説します。

 

育毛を助ける食べ物

育毛を助けてくれる成分の代表に、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」「カリウム」があげられます。各成分のもつ働きをチェックしてみましょう。各成分を多く含む食べ物も解説します。

タンパク質を多く含む食べ物

タンパク質を多く含む食べ物は、育毛の助けになってくれます。というのも、髪の毛が「ケラチン」というタンパク質でできているからです。

体内でケラチンを合成するには、原料となるアミノ酸が必要です。ただ、ケラチンを構成するアミノ酸のうちのいくつかは、体内で生成することができません。このため、体内で作れないアミノ酸(必須アミノ酸)は、食べ物に含まれるタンパク質から摂取する必要があります。

タンパク質を多く含む食べ物としては、肉類があげられます。とくに豚や牛の赤身は、タンパク質が豊富です。魚類では、マグロやサケにタンパク質が多く含まれています。 豆類も、タンパク質が豊富な食べ物です。とくに大豆からは、良質なタンパク質を摂取できます。また、大豆の加工食品であるきな粉にも、タンパク質が多く含まれています。

ビタミン類を多く含む食べ物

各種のビタミン類も、育毛に役立ってくれます。とくに育毛の助けとなるのが、ビタミンE、CおよびB群です。各ビタミンがもつ働きを見ていきましょう。

ビタミンEは、抗酸化作用や、血液をサラサラにする働きをもつ栄養素です。育毛の促進には、血液によって運ばれる栄養が欠かせません。血液の流れをよくしてくれるビタミンEは、育毛を助ける栄養素だといえます。 ただ、ビタミンEは、酸化によって機能が損なわれやすい成分です。

そこで、ビタミンEと一緒に摂るとよいのがビタミンC。ビタミンCには、酸化によって失われたビタミンEの効果を、復活させる働きがあります。 ビタミンEを多く含む食べ物にはナッツ類、ビタミンCを多く含む食べ物にはキウイがあげられます。キウイの中でも、実が黄色いものはとくにビタミンCが豊富です。しかもキウイには、ビタミンEもたくさん含まれています。育毛に関心をお持ちの方は、キウイを積極的に食べてみてください。

次に、ビタミンB群について。ビタミンB群の中でも、B2とB6およびビオチンは、育毛を助けてくれる成分です。 ビタミンB2には、細胞の新陳代謝を促進させる働きがあります。ビタミンB6は、タンパク質の再合成を助ける働きをもつ栄養素です。どちらのビタミンがもつ働きも、育毛に役立つものといってよいでしょう。

ビオチンは、あまり聞き馴染みのない栄養素かもしれません。ビオチンはビタミンB7とも呼ばれる成分で、アミノ酸を合成する働きがあります。ビオチンは髪の健康に関わるビタミンであり、積極的に摂取することで脱毛予防に役立つと考えられています。 以上のビタミンB群を多く含む食べ物を、いくつか紹介しておきましょう。

ビタミンB2は、レバーや乳製品、ウナギなどに多く含まれています。ビタミンB6は、肉類や魚類に多く含まれるほか、バナナからも摂取可能です。 ビオチンを多く含む食品としては、卵があげられます。ビオチンを摂るための卵の食べ方としては、ゆで卵がおすすめ。逆に、卵かけごはんは、卵の食べ方としておすすめできません。 というのも、卵の白身にはビオチンの吸収を妨げるタンパク質「アビシン」が含まれているからです。卵のビオチンを効率的に摂取するには、黄身と白身を混ぜずに加熱することが肝要。ゆで卵であれば、黄身に含まれるビオチンを効率的に摂取できます。

亜鉛を多く含む食べ物

「亜鉛」を多く含む食べ物も、育毛に役立ちます。亜鉛は必須ミネラルの1つであり、アミノ酸からケラチンを合成する働きをもつ成分。先に解説したタンパク質の効果を得るには、亜鉛が欠かせません。

亜鉛を多く含む食べ物としては、牡蠣があげられます。牡蠣100gの亜鉛含有量は、約13.2mg。日本の成人男性に推奨されている亜鉛摂取量は1日10mgですから、100gの牡蠣を食べれば十分な亜鉛を摂取できることになります。

ただ、いくら育毛に役立つといっても、毎日100gの牡蠣を食べるのは大変なはず。亜鉛は豚レバーや牛モモ肉、高野豆腐などにもたくさん含まれています。これらの食品も利用して、積極的に亜鉛を摂取してください。

なお、サプリメントを使うと、亜鉛はより効率的に摂取できます。亜鉛は吸収率が悪いため、サプリメントで多めに摂取したほうがよいかもしれません。 ただ、亜鉛の摂りすぎには要注意。重要なミネラルである銅の吸収が妨げられて、体調不良を起こす場合があります。亜鉛サプリを使う場合は、摂取量が耐用上限(摂取しても健康被害が出ない上限量)である40mgを超えないように注意してください。

 

男性は要注意!AGAを悪化させ育毛を阻害する食べ物

薄毛には種類がいくつかありますが、とりわけ男性が注意したいのがAGA(男性型脱毛症)です。AGAは体質に主な原因がある薄毛ですが、食べ物によって悪化する場合もあります。 見方を変えると、特定の食べ物の摂取を控えることが、AGA対策につながるといえます。AGAを悪化させる食べ物について、詳しく見ていきましょう。

コンビニ食など食品添加物が多い食べ物

コンビニ食やジャンクフードなどに含まれる食品添加物は、過剰に摂取するとAGAを悪化させる要因になります。 たとえば「リン酸塩」は、過剰摂取がカルシウム不足を招く添加物です。リン酸塩の作用によって体内のカルシウムが不足すると、ストレスや老化によって抜け毛が増加する可能性があります。

このほか、ジャンクフードに含まれる「トランス脂肪酸」にも注意が必要です。トランス脂肪酸を摂取し過ぎると、悪玉コレステロールが増加して血行が悪化しやすくなります。

脂肪分が多い食べ物

脂肪分を多く含む食べ物も、食べ過ぎると育毛の妨げになる可能性があります。脂肪分の摂りすぎは皮脂の過剰分泌を招き、毛穴が詰まる原因になってしまうのです。

脂肪分が多い食品としては、肉の脂身部分があげられます。タンパク質を多く含む肉類は育毛に役立ちますが、脂身の摂取は避けたほうがよいでしょう。

塩分が多い食べ物

塩分の摂り過ぎも、AGA悪化の要因になります。塩分の過剰摂取は血中のナトリウムを増加させ、先にも触れた高血圧による血管のダメージを招いてしまうのです。 たとえばラーメンは、塩分を多く含む食事のひとつ。髪の健康を考えるなら、ラーメンやカップ麺を食べる回数は減らしたほうが賢明です。

アルコールが入った飲み物

アルコール飲料もまた、摂取しすぎるとAGA悪化の原因となります。アルコールの摂りすぎが肝臓に負担をかけることは、多くの方がご存じのはず。肝臓はタンパク質を再合成する臓器であり、機能が低下すると髪の原料であるケラチンの生成量が低下してしまいます。

 

まとめ

育毛を助ける食べ物は、健康に役立つ食べ物でもあります。つまり健康的な食生活は、育毛にも役立つのです。今回解説した内容を参考にして、ぜひ心身と髪を健康にする食生活を送ってください。