育毛に成功しやすいアイテムってあるの?育毛剤やサプリの効果は?

育毛剤や育毛を標榜するサプリメントが多数市販されていますが、これらに効果はあるのでしょうか。入手しやすさも手伝って、育毛できるというアイテムが気になっている人は多いと思います。この記事では育毛アイテムについて検証を行い、おすすめできるものは何かを明らかにしたいと思います。

育毛剤で育毛に成功する?

ドラッグストアなどのお店ではたくさんの種類の育毛剤が販売されていますが、はたして本当に育毛できるのでしょうか。ここでは育毛剤の目的や実際の効果について解説していきます。

育毛剤の目的

育毛剤の目的は現在生えている毛髪を抜けにくくし、成長を促進させることにあります。しかし市販品に配合されている育毛成分はさまざまで、特徴になっている効能もそれぞれ異なります。

市販の育毛剤にみられる主な効能には、毛母細胞の活性化、殺菌、血行促進です。初めに説明したように育毛剤は毛髪をキープすることが主目的で、発毛剤のように抜けてしまった毛髪を新しく生やすことには期待できません。その点をよく理解して育毛剤を使う必要があります。

成功しやすい?効果が認められた育毛剤とは

市販の育毛剤には効果が認められたものがあるのでしょうか。結論を先にいってしまうと「育毛に期待できるのはミノキシジル配合製品だけ」になります。

国内で手に入る育毛剤に含まれる成分は、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、アデノシン、ペンタデカン、t-フラバノン、サイトプリン、セファランチンが主なものになります。日本皮膚科学会の検証によると、AGA治療薬として効果を認められている成分はランクAに属するミノキシジルだけで、他の成分についてはランクC1(セファランチンはC2)に属する使用推奨度だそうです。

この使用推奨度について解説すると、Aは「使用を強く勧める」、C1は「使用してもよいが十分な根拠がない」、C2は「根拠がないので勧められない」ことを意味しています。 ただし日本皮膚科学会はガイドラインの中で、アデノシン、ペンタデカン、t-フラバノン、サイトプリンの4種についてはプラセボ(偽薬)以上の効果を認めており、副作用も非常に軽いことから、療法の1つとしては推奨しています。 このことから、ミノキシジル配合以外の育毛剤については過度に期待せず使用したほうがよさそうです。

 

育毛サプリで育毛に成功する?

育毛を標榜するサプリメントが市販されていますが、そのような商品で本当に育毛が成功するのでしょうか。サプリメントは手軽に手に入るということもあり、気になっている人は多いと思いますが、医学的効果や期待できる内容について詳しく知っておく必要がありそうです。

サプリに医学的効果は認められていない

サプリメントは健康食品の一種であり、効果については医学的に認められていません。この「健康食品の一種」という部分は重要なことなので覚えておいてください。

サプリメントはあくまでも「特定の成分を濃縮したカプセル・錠剤」であり、国から健康補助機能が認められた特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品のようなお墨付きすらない製品です。当然なこととして、臨床試験により医学的に効果が認められた医薬品とは比較にもなりません。本来ならばバランスの取れた食事で充分な栄養を摂取できればいいのですが、実際は難しく、それを補助するために用いるのがサプリメントです。体のトラブルを治すためのものではありませんので、その事実をきちんと理解した上でサプリメントを使うようにしましょう。

成功するかも?育毛効果が期待できるサプリとは

サプリメントに医学的な効果が認められていないことはわかりましたが、髪のためによい成分を補給することはできます。育毛に直接的な効果はありませんが、毛髪を健康にして成長を補助する機能面からは期待してもいいでしょう。

髪のためによいといわれている成分はノコギリヤシ、魚鱗コラーゲンペプチド、亜鉛、タンパク質、ビタミンB群です。これらが不足していると感じている人はサプリメントで補給してみてはいかがでしょうか。

 

育毛シャンプーで育毛に成功する?

育毛シャンプーで本当に育毛はできるのでしょうか。育毛シャンプーを名乗る製品はお店でよく見かけます。シャンプーだけで育毛できるのだとしたら、これほど手軽なことはありません。この記事をご覧になっている人にとっても、きっと気になる育毛アイテムの一つになっているのではないでしょうか。

育毛シャンプーに医学的効果は認められていない

育毛シャンプーは医薬部外品や化粧品に分類される製品で、育毛効果について医学的に認められているものではありません。ただし医薬部外品については有効成分の配合を前提とし、厚生労働省が承認している商品分類です。医学的な根拠はないながらもまったく無意味であるとはいい切れないかもしれません。

化粧品と記載されているものは論外で、美容目的でしかありません。いずれにしても育毛シャンプーは毛髪や頭皮を健康に保つことが目的であり、商品の名称にある育毛については期待できないので注意しましょう。

 

育毛の成功率が高いのはAGA治療

育毛剤、育毛サプリ、育毛シャンプーと見てきましたがいずれも根拠に乏しく、本気で育毛したいならクリニックでAGA治療を受けるのが一番だといえるでしょう。クリニックでは医師が診断を行い、その人に適したAGA治療を提案してくれます。医療機関なので日本皮膚科学会が推奨しているミノキシジルやフィナステリド等の薬剤も使ってもらえます。医学的に効果が認められている治療をしてくれるのがクリニックなのです。 クリニックで受けられる主なAGA治療には、薬物療法とHARG法があります。

薬物療法

薬物療法では、内服薬と外用薬を使い分けて治療します。内服薬として用いられるのはフィナステリド、デュタステリド。外用薬として用いられるのはミノキシジルです。

内服薬が必要となるのはDHTと呼ばれる男性ホルモンを抑制したいケースで、毛髪の成長期が短縮されてしまう症状を改善します。1日1回のペースで毎日服用する必要があり、効果があったか判断するには6カ月かかります。 外用薬は頭皮に直接塗ることで発毛を促します。ミノキシジルには「毛髪の成長因子を作る補助作用」「血流の改善」「毛母細胞減少の抑制」の効果が認められています。毛髪周辺の組織を成長させ、血流をよくすることでAGAの改善を目指します。

のです。 クリニックで受けられる主なAGA治療には、薬物療法とHARG法があります。

HARG法

日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインにはまだ記載されていませんが、HARG法という治療が高い実績で普及しつつあります。

HARG法は、HARGカクテルと呼ばれる薬液を頭皮に直接注射することで毛髪の再生を目指します。 HARGカクテルは脂肪幹細胞を培養したもので、幹細胞に含まれる成長因子が毛髪を生み出す細胞を作り出します。またブフロメジルやビタミン類なども配合されており、これらの成分が育毛を強くサポートします。

ただし先述したように日本皮膚科学会が男性型脱毛症診療ガイドラインで認めていないので自由診療となってしまいます。まだ手がけている医師が少なく、治療費も高額となってしまうことが欠点といえるでしょう。皮下注射を多数回行わなくてはならず、痛みによる負担が大きいことも覚えておきましょう。

 

まとめ

育毛に成功しやすいアイテムは本当に存在するか、育毛剤やサプリの効果について調べてみました。結果として市販されている多くの製品は気休めにしかならないことがわかったと思います。しかし頭皮環境の改善など、間接的には役立つ要素もあり、クリニックでのAGA治療をサポートする用途で使えばきっと効果を高めてくれるでしょう。育毛アイテムの効果を正しく知って、上手に利用することが成功率をより高くするといえそうです。