ハゲはどう克服する?克服不可能なケースもある?

ハゲはどう克服したらよいのでしょうか。また克服することができないケースがあるのでしょうか。男性ならどなたも知りたいことだと思います。この記事では男性に多い種類のハゲについて、原因や治療法、普段から気をつけたいポイントについて解説していきます。克服することができないケースについてもご紹介するのでぜひ最後までお読みください。

ハゲの克服には原因を知ることが大切

ハゲにはさまざまな種類があり、克服するにはそれぞれの特徴や原因を知ることが大切です。ここでは、代表的なハゲとして知られる「AGA」「円形脱毛症」「脂漏性脱毛症」について見ていきましょう。

男性のハゲの原因(1)AGA

AGAは男性型脱毛症のことで、発症には男性ホルモンが大きく関わっていると考えられています。男性ホルモンの影響なので誰にでも発症する可能性がありますが、加齢や遺伝、生活習慣によって発症リスクが高まると言われています。額の生え際や頭頂部から薄毛が始まっていくことが特徴なので、AGAが発症したかどうかをセルフチェックで判断できます。クリニックの治療で改善することができますが、生活の内容を見直して、ある程度の予防をしておくことが大切だと言えるでしょう。

男性のハゲの原因(2)円形脱毛症

円形脱毛症は突然発症する円形の脱毛症状です。一箇所で起こるだけではなく、複数箇所にまたがるケースも存在します。まだ医学的に原因ははっきりわかっていませんが、リンパ球が毛母細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患説、ストレスで自律神経に障がいが起こる自律神経異常説、首の痛みや肩こりで血行不全になることによる末梢神経不全説の3つが考えられています。 そのままにしていても自然治癒してしまうことがありますが、重症の場合は早急に皮膚科の医師へ相談するようにしましょう。

男性のハゲの原因(3)脂漏性脱毛

脂漏性脱毛は脂漏性皮膚炎が原因となる脱毛です。脂漏性皮膚炎は、脂の多いフケが頭皮の毛穴をつまらせることで起こる炎症です。さらにそのフケを養分として細菌が増殖することで、頭皮が赤みを帯び、かゆみを伴うようになります。その結果として脱毛してしまうことを脂漏性脱毛と呼びます。脂性の人は脂漏性脱毛になりやすい体質だと言えるので注意しましょう。

また脂漏性とは真逆の、乾いたフケが毛穴をつまらせる「ひこう性脱毛症」という症状もあります。いずれにしてもフケが原因となっているので、フケのタイプに合わせて対応することが大切です。

 

治療でハゲを克服する!

ハゲのほとんどは医師に相談して適切な治療を受ければ改善します。「AGA」「円形脱毛症」「脂漏性脱毛症」について、それぞれの治療内容を見ていきましょう。

病院で行われるAGAの治療

AGAの治療でメインとなるのは外用薬を用いたもので、頭皮にミノキシジルを塗布して発毛・育毛を促していきます。ミノキシジルは日本皮膚科学会の治療ガイドラインで高く推奨されている成分なので、ほとんどの治療はこれで行われると考えてよいでしょう。また自費治療になりますが、頭頂部の薄毛にはデュタステリドやフィナステリドなどの成分が高い効果を発揮するので、これらの内服薬を勧める病院もあります。

病院で行われる円形脱毛症の治療

円形脱毛症は、症状の重さや発症してからの期間で治療内容が変わります。軽症のうちは外用薬を用いますが、さらに内服薬を併用することもあります。これで目立った改善が見られなかったり、症状が長期化していたりする場合は、ステロイド剤の局所注射や局所免疫療法を試します。

重症化していると、入院してステロイドパルス療法を行います。ステロイド剤を大量に点滴することになりますが、長期間の投与は副作用のリスクがあるので、短期間で改善を目指すことになります。

病院で行われる脂漏性脱毛の治療

脂漏性脱毛の治療は、脱毛の原因となっている脂漏性皮膚炎を改善することで行います。皮膚炎を引き起こしているマセラチア菌を外用抗真菌薬で殺菌し、かゆみが強い場合には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの内服薬で炎症を抑えます。病院によってはビタミン剤を併用し、皮脂の分泌を減らすための治療を併用して行うこともあるようです。

 

生活習慣の見直しでハゲを克服する!

ハゲは、自分でどうすることもできない要因がある一方で、生活習慣など自分の努力で克服できることもあります。自分でコントロールできる要素を知って予防や改善に役立ててみましょう。

ハゲ克服を目指すための食事の見直し

抜け毛を防止し、いつまでも豊かな毛髪でいたいのであれば、栄養バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。抜け毛は血行不良なども原因になってしまうため、健康な体を作ることが毛髪の維持につながるのです。そのためには、脂の多い食事や添加物は控えるべきで、例えばインスタントラーメンのような食事はできるだけ避けるようにしましょう。

また毛髪そのものに着目すると、毛髪はケラチンというタンパク質からできているので、ケラチンの合成を手助けする栄養素を積極的に摂取してください。肉や魚などタンパク質の豊富な食品を中心に、ケラチンの合成に必要なビタミンB6、亜鉛が成分に含まれている食品を毎日の食事に取り入れることが理想的です。

ハゲ克服を目指すための生活習慣の見直し

薄毛を克服するためには生活習慣の見直しも必要です。とくに「運動不足」「過度のストレス」「睡眠不足」の3つは改善すべきポイントとして覚えておきましょう。

・運動不足

運動不足は肥満を招きます。肥満は糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症するリスクを高め、体のさまざまな部位で機能障害を引き起こすようになります。機能障害は毛髪にも影響を及ぼすので、抜け毛を助長させると言われています。肥満まで至らなくとも運動不足は血流を悪くするので、毛髪が成長するのに必要な酸素や栄養素が頭皮へ充分に供給されなくなるおそれがあります。

いずれにしても毛髪の成長を阻害したり、脱毛しやすくなったりすることに繋がるので、血行促進に有効な有酸素運動で運動不足の解消を図るようにしましょう。この有酸素運動は長く行わないと意味がありませんので、比較的長続きしやすいサイクリングやウォーキングがおすすめです。

・過度のストレス

ストレスは自律神経の働きを乱れさせ、毛髪の健康に大きな悪影響を及ぼすと言われています。自律神経は血液の流れ、内臓機能、ホルモンバランスに関わっています。ストレスで自律神経がおかしくなることは、これらの働きも悪くなることに繋がり、発毛や育毛が正常に行われなくなっていきます。

またストレスは毛髪だけではなく、全身や心の健康を害することにも繋がります。自分なりのストレス解消法を見つけ、できるだけ溜め込まないような生活を心がけるようにしましょう。

・睡眠不足

睡眠不足は成長ホルモンの分泌を悪くし、毛髪がしっかりと成長できなくなる状態を生み出します。成長ホルモンは睡眠中に分泌されると言われており、最も分泌量が増えるとされているのが就寝後に訪れる3時間の深い眠りのときだと考えられています。就寝前のコーヒーやスマートフォン操作は、脳を興奮状態にし眠りを浅くしてしまうので避けるようにしましょう。また寝具も体にあったものを選び、朝までぐっすりと眠れる環境にしてあげることをおすすめします。

 

ハゲ克服が難しいケースとは

ハゲの克服が難しいケースはほとんどの場合で治療をはじめるのが遅く、手遅れになってしまったときです。しかし、本当に手遅れかどうかは自分では判断がつかないので、諦めないで医師に相談して調べてもらいましょう。

毛母細胞が死滅しているケース

毛髪を生み出す毛母細胞が寿命となってしまい、死滅してしまったらハゲの克服は困難です。毛母細胞は毛髪を作るために細胞分裂をしていますが、その寿命は早い人でも100年と言われており、通常ならば自分が死ぬまで細胞分裂してくれる計算になります。ところがAGAの人は毛母細胞の分裂が早くなるので自分が生きている間に寿命が尽きてしまうのです。毛母細胞が死んでしまう前に治療を受けて、細胞分裂のスピードを正常に戻さなければ薄毛治療の効果も望めなくなってしまいます。

母細胞自体がないケース

長期間薄毛の状態が続いていると毛母細胞自体がなくなってしまいます。ずっと薄毛のまま生活している人は、ある日突然治療しようと思っても髪を生やしようがない状態になってしまっているということです。しかし本当に失った状態となっているかは医師が診断しないと判りません。「ずっとハゲてて毛母細胞がないから無駄」と諦めず、一度は医師に相談することをおすすめします。

 

まとめ

ハゲを克服するための原因や治療法、心がけたい生活習慣についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。毛母細胞の寿命が尽きていたり、失われたりしていなければ、ハゲを克服することは可能だとわかりました。クリニックでなければできない治療と、自分で努力できることを上手に組み合わせることが、ハゲを克服するためには必要です。ぜひこの記事を参考にして薄毛対策に取り組んでみてください。