ヒゲ脱毛にかかる時間はどれくらい?

ヒゲ脱毛を考える時、1回の施術にどれくらいの時間がかかるのか、何回くらい通えば思うような状態になるのか、誰もが気になります。ちょっとした空き時間に利用できればいいのですが、まとまった時間が必要となると仕事や学校のスケジュールにも影響します。現在行われている代表的な3つのヒゲ脱毛の方法について、施術に必要な時間と施術回数・期間をまとめました。

ヒゲ脱毛1回にかかる時間—レーザー脱毛の場合

レーザー脱毛は、出力の強い医療レーザーを使った脱毛法です。施術できるのは美容クリニックなどの医療機関のみです。

レーザー脱毛の仕組み

まずはレーザー脱毛の仕組みを見てみましょう。メカニズムがわかれば、1回あたりの施術時間やクリニックに通う回数も納得できるからです。

ヒゲは、毛穴の奥にあってヒゲに栄養を供給する「毛乳頭」の働きによって成長します。ヒゲを成長させないためには、この毛乳頭の働きを抑えることが必要です。レーザー脱毛は、皮膚に強いレーザーを当ててその熱で毛乳頭の細胞の働きを止めます。

レーザーの光は黒いメラニン色素に反応するので、ヒゲに集中してレーザーが照射されます。このため、白髪や金髪のヒゲには効果が期待できません。頭皮の日焼けが強い場合は、日焼け部分にレーザーが反応して火傷のリスクがあるため、施術を受けられないケースがあるようです。

また、施術には「輪ゴムで強くはじかれたよう」などと形容される痛みが伴います。レーザー脱毛は医療機関のみが行える医療機関なので、痛みが強い場合は麻酔が使用されることもあります。

レーザーでのヒゲ脱毛1回にかかる時間

クリニックの方針や施術を受ける人の頭皮の状態などによって差はありますが、レーザー脱毛の施術にかかる時間は10〜15分程度です。クリニックでヒゲ剃りを行う場合は、さらに10分程度の時間が必要です。

レーザーを照射する機会には皮膚を冷やすための装置が備わっていて、皮膚を冷やしながら施術が行われます。脱毛の効果は施術後すぐに現れるわけではなく、1週間から10日前後で自然にヒゲが抜け落ちます。洗顔後や入浴後にタオルで顔を拭くなど、物理的な力が加わった時に抜け落ちるケースが多いようです。

レーザーでのヒゲ脱毛完了までの回数・期間

レーザー脱毛はハイパワーの光を使うので、他の脱毛方法と比べて少ない回数でヒゲ脱毛が終わることが多いようです。通常は3回以上の施術で脱毛の効果を実感するという人が多く、5〜10回で終了というパターンが一般的です。ただし、必要な施術の回数は、ヒゲの濃さ、ツルツルにするか量を減らすだけかといった脱毛の度合い、脱毛する部位によって変わります。

頬やあごの下から首にかけてはヒゲの密度が低く、ヒゲ自体も細いので、少ない施術回数でも効果を実感できます。一方、鼻の下やあごのヒゲは濃く太いので、必然的に回数が多くなります。ヒゲ脱毛の頻度の目安は2〜3カ月に一度なので、10回の施術なら、開始から終了まで1〜2年の期間が必要です。

 

ヒゲ脱毛1回にかかる時間—フラッシュ脱毛の場合

フラッシュ脱毛は「光脱毛」とも呼ばれ、主にメンズ脱毛エステサロンで用いられている脱毛法です。

フラッシュ脱毛の仕組み

頭皮や毛穴の奥にある毛乳頭に光を当て、熱ダメージを与えることで脱毛を促すのがフラッシュ脱毛です。レーザー脱毛のようにハイパワーのレーザーを使わないので効果はマイルドですが、痛みが少ないのが特徴です。

フラッシュ脱毛には、I.P.L方式とS.S.C方式という方法があります。I.P.L方式は、ヒゲに光を当てて熱することで、毛穴の奥の乳毛頭にまでダメージを与えます。もうひとつのS.S.C方式は、脱毛したい部分にジェルを乗せて、毛穴の奥にある毛乳頭まで光の熱を浸透させます。I.P.L方式に比べて光のパワーが低く、密度の低いムダ毛処理に向いているので、女性の脱毛エステサロンで広く採用されています。一本一本が太く、密集した部分もあるヒゲの脱毛には、I.P.L方式のほうが適しているといえます。

フラッシュ脱毛でのヒゲ脱毛1回にかかる時間

サロンの方針や施術を受ける人の頭皮の状態などによって差はありますが、フラッシュ脱毛の施術時間は平均で10〜15分程度です。施術後は、光を照射した部分に冷たいジェルパックを当てて、10分程度冷やします。サロンでヒゲ剃りを行う場合は、さらに10分程度の時間を見ておく必要があります。合計すると、ヒゲ剃りを行わない場合は20〜25分、ヒゲ剃りを行うと30〜35分が所要時間の目安です。脱毛の効果は施術後すぐには現れず、1週間前後経ってから自然にヒゲが抜け落ちます。

フラッシュ脱毛でのヒゲ脱毛完了までの回数・期間

フラッシュ脱毛に用いられる光は、レーザー脱毛と比べて出力が低いのが特徴です。このため、痛みは少ないものの、効果を実感するためにはより多くの施術が必要となります。ヒゲの濃さ、どれくらい脱毛するか、どの部位を脱毛するかなどによって差があるので一概にはいえませんが、効果を実感できるまでには15回以上の施術が必要です。

施術の頻度は2〜3カ月に一度が目安なので、15回終了までには3〜4年かかります。また、回数を重ねればツルツルの状態にすることも可能ですが、フラッシュ脱毛では永久脱毛はできません。脱毛を終えてから何年か経ってまたヒゲが生えてくることもあります。早くヒゲ脱毛を終わらせたい人、永久脱毛したい人は、他の方法を検討することをおすすめします。

 

ヒゲ脱毛1回にかかる時間—ニードル脱毛の場合

ニードル脱毛は長い歴史がある脱毛法です。レーザー脱毛が登場するまでは、ニードル脱毛が主流でした。

ニードル脱毛の仕組み

ニードル脱毛も他の脱毛法と同じように、ヒゲに栄養分を供給する毛乳頭に熱を加えて、細胞の働きを止める方法です。具体的には、ニードルと呼ばれる電気針を毛穴の一つ一つに差し込み、弱い電気を流すことで毛穴の奥にある毛乳頭に熱を加えます。ニードルで1本ずつ処理しながら抜いていくので、施術に時間がかかり、「手に汗を握るよう」「我慢できないほど」と形容される強い痛みを伴います。

また、レーザー脱毛やフラッシュ脱毛の光は、黒いメラニン色素に反応するので白髪や金髪には効果がなく、日焼けした頭皮には使用できません。ニードル脱毛なら、ヒゲの色や日焼けの度合いに関係なく脱毛が行えます。

ニードル脱毛でのヒゲ脱毛1回にかかる時間

ニードル脱毛の場合、1回の施術時間が30分〜1時間に設定されているところが多いようです。他の脱毛法に比べると設定時間は長いのですが、1本の処理に3〜6秒かかるといわれ、1本ずつヒゲを抜いていくので1回に処理できる量は限られています。

また、強い痛みを伴うので、一度にたくさんのヒゲを抜くことは不可能です。ただし、施術しながらヒゲを抜くので、脱毛の効果はすぐに実感できるのが他の脱毛法とは違うところです。

ニードル脱毛でのヒゲ脱毛完了までの回数・期間

ニードル脱毛は、1回の施術で処理できるヒゲの量は限られています。施術を受ける人の痛みに対する感受性、さらに施術を行う人の技術的なレベルによっても一度に脱毛できる量は変化します。このため完了までの回数の目安を出すのは難しいのですが、年間で合計20〜40時間の施術を受けることで、ツルツルの状態になるといわれています。1回に1時間の施術を受けるとすれば20〜40回、痛みに弱く30分の施術が限度となれば、40〜80回施術に通うことになります。

 

まとめ

ヒゲ脱毛には主に「レーザー脱毛」「フラッシュ脱毛」「ニードル脱毛」という3種類の脱毛法があります。

レーザー脱毛は効果が高く、少ない回数で脱毛効果が実感できますが、強い痛みを伴います。

フラッシュ脱毛はレーザー脱毛より弱い光を使う方法で、痛みは少ないものの効果は緩やか。必要な施術回数も多くなります。また、完全にヒゲが生えてこない永久脱毛はできません。

一方、長い歴史を持つニードル脱毛は、一本ずつヒゲを抜いていくので効果がすぐに実感できます。しかし、非常に強い痛みに耐える必要があり、痛みに弱い人は施術時間が短くなり、その分必要な回数が多くなります。

3つの方法にはメリット・デメリットがあります。ヒゲ脱毛を考えている人はそれぞれの特徴を理解して、自分の条件に最も適した方法を選びましょう。