ミノキシジルが効かないのはなぜ?考えられる理由と対処法

ミノキシジルは、AGAの治療に使用されることが多い薬です。しかし、ミノキシジルを使用しても発毛が認められないことがあります。このような場合、薄毛は改善できないのかと諦めてしまう方もいるでしょう。原因を突き止めて対処することが大切です。ここでは、ミノキシジルが効かない場合に考えられる原因と対処法について解説します。

ミノキシジルが効かない!本当に効果はあるの?

ミノキシジルが効かないと、そもそも薄毛に効果がない薬なのではないかと疑ってしまうこともあるでしょう。ミノキシジルは、AGAの治療ガイドラインにおいて、最高ランクの推奨度を誇り、多くの方が効果を実感できる薬です。

ミノキシジルで効果が期待できる薄毛とは

ミノキシジルには、血管を拡げることで血流を促し、頭皮への栄養の供給を高める作用があります。また、髪を成長させる成長因子の生産を促すことで、発毛をサポートします。さらに、髪を生み出す毛母細胞が減少するのを抑え、加齢によって引き起こされる薄毛を防ぎます。このように、あらゆる方面から薄毛にアプローチできるため、高い効果が期待できるのです。

生え際と頭頂部で効果に差はある?

生え際と頭頂部で効果に差があるといわれていますが、実際のところ効果に差があるかどうかはわかっていません。しかしながら、生え際と頭頂部では、頭皮や毛根の状態が多少異なるため、ミノキシジルの効果の現れ方に違いがみられる可能性は十分に考えられます。そのため、生え際には効果があったが頭頂部には効果がなかったというケースや、その逆のケースも起こりえることを覚えておきましょう。

効果に差があったからといって、ミノキシジルが効かなかったというわけではありません。最低6ヶ月は使い続ける必要があるので、それまでは自己判断でやめない方がいいでしょう。

 

ミノキシジルが効かないときに考えられる理由

ミノキシジルが効かない場合、様々な原因が考えられます。原因に1つずつ対処していくことで、ミノキシジルの効果が現れるようになるかもしれません。

そもそも効果には個人差がある

ミノキシジルの効果を疑う前に、そもそも薬の効果の現れ方には個人差があることを認識しておきましょう。大きな差がある場合は、他の原因が考えられますが、わずかな差であれば何も不自然なことではありません。友人がミノキシジルを使って生えたのに自分は少ししか生えないといった程度であれば、個人差の範囲内と言えるでしょう。

使用期間が短すぎる

そもそもミノキシジルは、すぐに効果が現れるものではありません。ミノキシジル5%の商品は最低4ヶ月、ミノキシジル1%の商品は最低6ヶ月使用しなければ効果が現れないのです。すぐに生えるものと思っていたために、途中で使用をやめてしまえば、当然髪は生えてこないでしょう。商品に添付されている説明書に使用期間の目安が記載されているので、指示に従って使うようにしましょう。

ミノキシジルの使用方法が間違っている

ミノキシジルの使用量や頻度を間違えていると、十分な効果が現れません。ミノキシジルの用法・用量は、1回1mlを1日2回です。それ以上服用しても、高い効果が現れることはありません。むしろ、副作用のリスクが上がるため、健康被害が懸念されます。

また、内服薬もありますが、日本では認可されていないため服用しないことをおすすめします。副作用が強く現れる恐れもあります。また、個人輸入で入手できますが、偽物を購入してしまうリスクもあるため、ミノキシジルは外用薬のみ使うようにしましょう。

ミノキシジルで効く薄毛ではない

そもそもミノキシジルが効かないタイプの薄毛の可能性があります。AGAなどにはミノキシジルが役立ちますが、脂漏性皮膚炎に伴う脱毛症や円形脱毛症には効果が期待できません。脂漏性皮膚炎に伴う脱毛症は、頭皮の炎症が治まらなければミノキシジルを塗っても効果は期待できないのです。また、円形脱毛症は自分の免疫が発毛に関わる細胞にダメージを与えることが原因なので、ミノキシジルを使用しても効果はないと考えられています。

 

ミノキシジルが効かない人は正しい使い方を再確認

ミノキシジルが効かない場合は、正しい使い方を再確認しましょう。例えば、1mlを2回に分けて使うと勘違いをしているケースでは、使用すべき量の半分しか使っていないことになります。それでは発毛効果は期待できません。また、多量に使うことで高い効果を得られると思っており、多量に使ってもそれほど効果がないことから、ミノキシジルそのものが効いていないと勘違いをしていることも考えられます。

ミノキシジル外用薬の正しい使い方

ミノキシジル外用薬は、1日2回、各1mlずつ使用します。使用するタイミングは、起床後すぐと入浴後がおすすめです。1日でホコリや汚れで頭皮環境が悪くなるので、洗髪をしてきれいな状態にしてからミノキシジルを塗りましょう。そうすることで、頭皮にしっかり浸透して効果が発揮されます。頭皮環境が悪化している場合は、保湿ローションなどで整えることも大切です。

ミノキシジル外用薬の正しい使い方

ミノキシジル外用薬そのものの効果を高めることはできませんが、ミノキシジルを塗る前に頭皮マッサージすることで髪の成長に良い影響を与えられる可能性があります。

ミノキシジルを塗った後に頭皮マッサージをしてしまいがちですが、指に成分がついてしまい、頭皮のミノキシジルが少し取り除かれる可能性があります。そのため、ミノキシジルの効果が低くなることが懸念されるのです。頭皮マッサージをするのであれば、ミノキシジルを塗る前に行いましょう。指の腹で気持ちが良いと感じる程度の力でマッサージしてください。

 

それでもミノキシジルが効かない人は

使用方法などを守ってもミノキシジルの効果が現れない場合は、状況次第で使用を中止したり、他の薬を試したりすることが大切です。大量に使ったり、海外のミノキシジル製剤を試したりすることは避けましょう。なんらかの健康被害が起こる可能性があります。

6か月続けても効果が無ければ使用を中止

ミノキシジルの説明書には、6ヶ月続けても効果が現れない場合は使用を中止する旨が記載されています。6ヶ月続ければ、効果が現れることが一般的です。そのため、6ヶ月続けても効果が現れない場合は、ミノキシジルが効かないタイプの薄毛の可能性があるのです。そのまま使い続けてもメリットはないので、使用を中止しましょう。そして、医師に相談して診断を受け、適切な治療に切り替えることが大切です。

フィステナリド配合プロペシア錠を試す手も

AGAの治療薬には、フィナステリドが配合されたプロペシアもあります。プロペシアは、AGAを引き起こすジヒドロテストステロンを作るために必要な5αリダクターゼII型を阻害し、ジヒドロテストステロンを作れなくする薬です。プロペシアでAGAの進行を抑えるとともに、ミノキシジルで発毛を促進することが基本となっています。

ただし、プロペシアには性欲減退や勃起不全など性機能に関する副作用があるため、子供を望んでいる場合には適さない薬です。そのときの状況次第では、子供ができてからプロペシアによる治療を始めることも検討するようにしましょう。

 

まとめ

ミノキシジルの効果が発揮されない場合は、使用方法が間違っている可能性があります。また、用法・用量を守らずに使うことで、副作用のリスクが高まります。多く飲んでも効果は高くならないため、用法・用量を守って使用しましょう。1日2回、1回につき1mlを起床後と洗髪後に塗る生活を約6ヶ月続けることで効果が発揮されます。それ以上続けても効果が発揮されるとは考えにくいため、使用を中止して医師の診察を受けましょう。ミノキシジルを使用することでAGA治療の効果を高めることが可能です。AGAの進行を抑え、薄毛の悩みを早期に解消させたい方は、できるだけプロペシアと併用して使うことをおすすめします。