プロペシアを飲むタイミングはいつがベスト?

日本初の薄毛治療薬として認可されてから、多くの方に利用されてきたプロペシア。服用を検討している方が多いはず。気になるポイントの一つとして挙げられるのが飲むタイミングです。飲むタイミングで効果が変わることはあるのでしょうか。このページでは、プロペシアを飲むタイミングについて解説しています。気になる方は確認しておきましょう。

プロペシアの服用方法・飲むタイミング

プロペシアを服用するのであれば、出来るだけ効果を高めたいですよね。プロペシアの服用方法と飲むタイミングは次の通りです。

プロペシアの服用は1日1回・24時間おき

プロペシアの正しい服用方法は「1日1回・24時間おきに服用」するです。

プロペシアは有効成分・フィナステリドの含有量が0.2㎎のものと1.0㎎のものに分かれますが、どちらも服用方法は同じです。薄毛治療で主に用いられているのは、フィナステリドを0.2㎎含有するプロペシアです。医師の判断で増量することはできますが、1.0㎎/日が上限とされています。

プロペシアの服用にあたり気を付けたいポイントが、効果を実感できなくても服用を続けることです。効果的な薄毛治療薬といわれることが多いので、服用すればすぐに効果を実感できると思われがちですがそうではありません。効果を確認するまで、6カ月間の連日投与を必要とします。中には、3カ月の連日投与で効果を確認するケースもありますが、最低でも6カ月は継続したうえで効果を評価しましょう。

6カ月以上投与しても、効果を確認できない場合は服用中止を検討します。効果の判定は出来るだけ医師にお願いしましょう。自分では正確に判定できないことが多いからです。 効果を確認した後も、プロペシアの服用は継続しなければなりません。服用をやめると時間をかけて元の状態に戻ります。この点を理解しておかないと、せっかく現れた効果が失われてしまします。正しい服用方法のひとつとして覚えておきたいポイントです。

プロペシアを飲むタイミングに決まりがないワケ

ここで気になるのが、プロペシアを飲むタイミングに決まりがない理由です。薬によっては食後などのタイミングが決められているのに、なぜプロペシアは自由に飲むことが出来るのでしょうか。

プロペシアを飲むタイミングに決まりがない理由は、食事の影響を受けないからです。空腹時と食後30分以内にフィナステリド0.2㎎とフィナステリド1.0㎎を1日1回7日間連続投与した試験によると、最高血漿中濃度(Cmax)、血中濃度-時間曲線下面積は同じでした。この結果から食事の影響は受けないといえます。よって、食前・食後に関わらず好きなタイミングで服用することが出来るのです。

当然ながら、食前に飲んでも食後に飲んでも食間に飲んでも、プロペシアの効果は変わりません。 注意点は、出来るだけ24時間間隔で飲むことです。24時間間隔で服用したい理由は、血中濃度を一定に保つためです。24時間より間隔をあけると血中濃度が低くなってしまいます。よって、一定の間隔で飲み続ける方が良いのです。タイミングを決めずに飲みたい方にとっては面倒なルールかもしれませんが、プロペシアを効果的に利用するためのポイントです。時間に余裕がある方は心がけてみてはいかがでしょうか。

 

飲むタイミングは自由でも…知っておきたいプロペシア服用の注意点

飲むタイミング以外にも、プロペシアの服用にあたり気を付けたいポイントはあります。具体的に、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。

容量を守る

プロペシアを服用するにあたり気を付けたい最初のポイントが容量です。プロペシアを服用する方の中にはたくさん飲んで効果を高めたいと考える方がいるかもしれませんが、決められた容量を超えて飲むことはおすすめできません。1日の上限量(1.0㎎)以上のプロペシアを飲んでも、効果の増強は確認されていないからです。決められた容量を超えて飲むと、副作用など思わぬトラブルを招くかもしれません。 1日の上限量以内であれば、何度でもプロペシアを飲めるというわけでもありません。

正しいプロペシアの飲み方は1日1回1錠です。フィナステリドの含有量が0.2㎎だからといって、1日に何度もプロペシアを飲むと副作用が強く出る恐れがあります。 プロペシアの副作用として、勃起機能不全・射精障害・リビドー減退・睾丸痛・蕁麻疹・発疹・血管浮腫・肝機能障害などが挙げられています。重大な副作用を起こすことがあるので、決められた容量を守って利用しましょう。

割らずにそのまま飲む

プロペシアを飲むにあたり気を付けたい2つ目のポイントが、錠剤を割らないことです。服用量を調整するため、1.0㎎のプロペシアを割錠する方がいるようですが、こちらもおすすめできません。プロペシアのコーティングが剥がれてしまうからです。フィナステリドが露出するため、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。

気を付けたいトラブルのひとつが男性胎児への影響です。フィナステリドは皮膚からも吸収されるので、妊娠中の女性が触れると体内へ吸収されます。体内へ吸収されたフィナステリドは、5αリダクターゼを阻害してジヒドロテストステロンの生成を防ぎます。この働きにより、男性胎児の生殖器の成長などへ悪影響が及ぶ恐れがあるのです。

以上のリスクがあるので、妊娠中の女性はフィナステリドを飲むことはもちろん触れることも避けるべきと考えられています。このほかにも様々なリスクが想定されるので、プロペシアを割ることはおすすめできません。

プロペシアを飲み忘れたときもその日の分だけ飲む

プロペシアを飲むにあたり気を付けたい3つ目のポイントは、飲み忘れたときの対応です。慌ただしく過ごしていると、注意していてもプロペシアを飲み忘れることがあります。飲み忘れに気づくと飲み忘れた分をまとめて飲みたくなりますが、まとめて飲むことはおすすめできません。フィナステリドの摂取量が急激に多くなることで、トラブルを招く恐れがあるからです。また、1日の上限量を超える恐れもあります。 飲み忘れに気づいたときも、1日分だけを飲みます。忘れた分を取り戻す必要はありません。

出来るだけ飲み忘れを防ぎたい方は、自分なりのルールを決めておくと良いでしょう。毎朝食後に飲む、毎昼食前に飲むなどのルールを決めておくと飲み忘れを防ぎやすくなります。それでも飲み忘れてしまう方は、ピルケースに小分けしておく、リマインダーを設定しておく、薬の飲み忘れを防ぐアプリを利用するなどの対策を検討するとよいかもしれません。確実に飲み忘れを防げるので、プロペシアの効果を実感しやすくなるはずです。

 

まとめ

プロペシアを飲むタイミングに特別な決まりはありません。食事の影響を受けないからです。食前・食後・食間など好きなタイミングで飲むことができます。利用しやすい薄毛治療薬といえるでしょう。ただし、おすすめのタイミングがないわけではありません。トラブルを避けるため、あるいは血中濃度を一定に保つため、プロペシアは出来るだけ24時間間隔で飲む方が良いといわれています。飲むタイミングが気になる方は参考にするとよいかもしれません。

飲むタイミング以外にも気を付けたいポイントはあります。重要なポイントは、用量を守ること、割錠は避けること、飲み忘れてもまとめ飲みをしないことです。プロペシアを利用する方は、以上のポイントにも気をつけましょう。