体臭の種類別!原因と対策法まとめ

一口に体臭といっても多くの種類が存在します。体臭ごとに発生する原因は異なるので、対策はその原因に応じたものをしなければ改善は見込めないでしょう。この記事では体臭の種類ごとに原因と対策についてご紹介しています。最近体臭が気になるようになってきたのだけれど、どう対策を立てたらよいのかわからないという方はこの記事を参考にしてみてください。

男性に多い汗や皮脂が原因となる体臭の種類と対策

汗や皮脂が原因となる体臭には「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」「わきが」などがあり、男性に多く目立ちます。

汗臭の原因と対策

汗臭の原因は細菌です。主にエクリン腺から出る汗が汗臭に関係しており、汗が皮脂や垢と混じり合い、細菌がそれを分解する過程で匂いが生まれます。汗そのものにはほとんど匂いがないので、汗は直接的な原因ではありません。ですから対策は細菌をいかに抑えるかになります。

体を常に清潔に保つことはいうまでもありませんが、分泌される汗の質を変えることも意識してみましょう。 汗腺の働きが悪いとミネラル分の多い蒸発しにくい汗になるそうです。蒸発しにくいと体の表面に水分が多量に残ってしまうので、細菌にとっては好環境になります。日頃から運動して汗をかく習慣をつければ汗腺が鍛えられ、水分量の多い蒸発しやすい良質の汗が出るようになります。汗の匂いに悩む人はぜひ運動による汗質改善を試してみてください。

ミドル脂臭の原因と対策

ミドル脂臭と呼ばれる頭の匂いの原因はジアセチルという物質が原因です。ジアセチルは、汗の中に含まれている乳酸を頭皮に存在するブドウ球菌が分解して生まれます。そのため対策としてはこのブドウ球菌を抑えることがメインとなります。

ブドウ球菌を抑えるには何よりも頭を清潔にすることです。消臭成分が配合されているシャンプー剤を使い、頭髪だけではなく地肌や毛穴の汚れまで落とすことを意識して指の腹でマッサージ洗いします。頭のてっぺんや後頭部はミドル脂臭が起こりやすい部位なので特に念入りに洗いましょう。

加齢臭の原因と対策

中高年になると気になってくる加齢臭はノネナールという物質が原因となっています。ノネナールは過酸化脂質が皮脂に含まれる脂肪酸を分解することで発生します。加齢臭の対策をするには、ノネナールや皮質を少なくしなければなりません。また体の酸化を抑えることも重要になってきます。

ノネナールは水に溶けにくいものなのでシャワー程度では洗い流せません。毛穴の奥まで洗うようなイメージで丁寧に時間をかけて体を洗いましょう。ただし皮脂の方は落としすぎると、かえって分泌量が増えてしまう場合があるので、強くこすり洗いすることは避けてください。

体の酸化を抑えるには有酸素運動と抗酸化物質の摂取を心がけることです。水泳やジョギングなど酸素を多く取り込む運動は最適。運動が苦手な人はウォーキングに挑戦しましょう。抗酸化物質はビタミン類、βカロテンなどになるので野菜に豊富な成分。野菜を積極的に食べて、足りない分はサプリで補うようにするとよいでしょう。

わきが臭の原因と対策

わきが臭の原因はアポクリン腺から出る汗にあります。汗はエクリン腺にアポクリン腺という2種類の汗腺から分泌されます。エクリン腺の汗はほぼ無臭なのですが、アポクリン腺の汗には独特の匂いがあります。困ったことにその匂いは頑固で、入浴しても完全に落とすことはできません。

対策としてはアポクリン腺からの汗を防げばよいということになりますが、それには病院での治療が必要となります。アポクリン腺を除去する手術が主なアプローチになりますが、程度によってはレーザーや投薬で改善を目指すこともあります。

口臭の原因と対策

口臭は大きく分けて4種類のものがあり、それぞれ原因が異なるので対策もそれに適した方法をとります。

生理的な口臭

唾液の分泌不足で起こるのが生理的な口臭です。口腔が乾いてしまうために匂ってしまうので、膵液の分泌を促すようにすれば改善を期待できます。歯磨きをしたりガムを噛んだりして、口の中が潤うように心がけてみてください。

飲食や嗜好品による口臭

にんにくやニラなど匂いが強い食材を食べたり、喫煙や飲酒をしたりして起こる口臭は一時的なものです。摂取を控えるようにすれば匂いは自然と収まります。

病気による口臭

病気による口臭のほとんどは歯周病や虫歯によるものです。歯科医院に相談して適切な治療を受け、日常のケア方法についてアドバイスを求めましょう。

ストレスや生活習慣による口臭

ストレスや生活習慣の乱れから生理的な口臭が起こったり、病気になったりして匂うようになることもあります。

 

生理的な口臭なら先述した対策を取ればよいのですが、病気が原因となっている場合は医師へ相談するようにしましょう。

ダイエット臭の原因と対策

ダイエット中に極端な食事制限をすることが原因で現れる体臭があります。ダイエット臭と呼ばれているこの体臭は、正式にはケトン臭といいます。初期段階では汗臭さや口臭といった匂いとして現れますが、やがて甘酸っぱい匂いとなります。 栄養の偏りから起こっている体臭なので、糖質制限などは止めて、栄養バランスの取れた低カロリー食でダイエットを行うようにしましょう。また運動もしっかりと行うことで体の代謝を高めてあげれば、ダイエット臭を気にすることなく痩せることができるでしょう。

疲労臭の原因と対策

疲労臭の原因は体内で分解できなかったアンモニアです。腎臓や肝臓の機能が落ちることによって、汗にアンモニアが混じっている状態となります。 生活習慣病の危険信号といえる状態なので、対策としては生活習慣病を予防する時と同じものになります。暴飲暴食や飲酒は控え、有酸素運動などで運動不足を解消すれば改善を目指すことができます。

 

病気が原因となる体臭の種類と対策

「糖尿病」「肝機能障害」「腎機能障害」など、病気が原因で起こる体臭もあります。匂いによる危険信号ともいえるので、対策は早めにするようにしましょう。

糖尿病による匂いの原因と対策

糖尿病を患うとケトン体により甘酸っぱい体臭となります。体がエネルギー不足になっている時に、肝臓が中性脂肪を分解してエネルギーを補おうと働きます。このときに作られる脂肪酸がケトン体の元です。糖尿病患者はブドウ糖が細胞に取り込まれなくなるためにエネルギー不足となり、ケトン体が増えてくるわけです。

この匂いの対策をしたいならば、内科や内分泌科など糖尿病に詳しい医療機関で治療することはもちろんのこと、日頃の生活でも有酸素運動などを心がけて血糖値の改善を目指すようにしましょう。

肝機能障害による匂いの原因と対策

肝機能障害になると口や汗がドブ臭くなりますが、これは血中にアンモニアが増えることによって起こります。食事で摂取したタンパク質を体内で分解するときにアンモニアが生まれます。肝臓が正常であればこのアンモニアを分解して無害化できるのですが、肝機能が弱まってくると分解できなくなってきます。その結果、血中のアンモニア濃度が高くなり、体臭として現れるようになるのです。

対策としては消化器内科を受診して適切な治療を受けることです。また食物に含まれるオルチニンは肝臓のアンモニア分解をサポートしてくれるので、シジミのようなオルチニンが豊富な食材を食事に取り入れるように心がけましょう。

腎機能障害による匂いの原因と対策

腎機能障害になると体がアンモニア臭くなりますが、これは腎臓が体内のアンモニアを分解できなくなることで起こります。 匂い対策はしたいところですが、腎臓の病気は悪化すると透析をしなければならなくなるなど、一生抱えなければならない問題となります。泌尿器科に相談して早急に治療を行うようにしてください。腎機能が改善されてくれば匂いも自然と治まってくるはずです。

 

まとめ

体臭の種類別に、その原因と対策方法を見てきましたがいかがでしたでしょうか。体臭は不衛生なだけではなく、生活習慣の乱れや病気によっても現れることがわかりました。体臭が気になってきたという方は、その匂いがどのようなものかをセルフチェックし、適した対処法で早急に改善を目指すようにしてみてください。