プロペシアの1ヶ月分の値段は?1ヶ月で効果は出る?

薄毛治療のために、AGA治療薬「プロペシア」の利用を検討している方は多いことでしょう。ただ気になるのは、プロペシアの値段や1ヶ月で現れる効果。治療のコストは安いほうが助かりますし、できれば早めに効果を実感したいところです。プロペシア1ヶ月分の値段と効果について、詳しく見ていきましょう。

AGA治療薬・プロペシアの1ヶ月分の値段相場

本文のはじめにチェックするのは、プロペシア1ヶ月分の相場価格。AGA専門クリニックのほか、一般的な病院でもプロペシアは取り扱われています。これら医療機関では、どの程度の価格でプロペシアを処方しているのでしょうか。

プロペシア1ヶ月分の値段はどれくらい?

プロペシア1ヶ月分の相場価格は、6,000〜8,000円程度。自由診療で処方されるため、病院によって薬剤費は異なります。 また、プロペシアの処方を受ける際は、上記価格にあわせて、診察費や検査費の支払いが必要です。

AGA専門クリニックの場合だと、プロペシア代を含めた診察1回あたりの費用は10,000〜32,000円程度。 一方、皮膚科や内科の場合だと、診察1回あたりの費用は7,000〜15,000円に抑えられます。このように専門クリニックと一般病院で費用に差があるのは、検査や治療の内容が両者で異なるからです。

なお、プロペシアは個人輸入でも購入できます。個人輸入代行サービスを利用すれば、診察代や検査費をかけずにプロペシアを入手することが可能。ただし、個人輸入できるプロペシアは海外製品であり、日本で処方されているものと完全に同じではありません。 また、個人輸入を利用すると、偽造薬が届く可能性があります。健康面のリスクを考慮するなら、プロペシアの個人輸入は避けたほうが賢明です。

 

プロペシアを1ヶ月試したけど…効果がない?

「プロペシアを1ヶ月間使ってみたものの、効果がなかった…」との感想をもつ方は少なくありません。こうした方は、プロペシアでのAGA治療を諦めたほうがよいのでしょうか。

プロペシアは1ヶ月で効果を感じるのは難しい

1ヶ月間のプロペシアの使用で効果が感じられないのは、ごく当たり前のことだといえます。薬の特性上、プロペシアの効果を実感するまでには、少なくとも半年間ほど服用を続ける必要があるからです。このことは、プロペシアの添付文書にも明記されています。

では、なぜプロペシアの効き目は、1ヶ月では感じられないのでしょうか。プロペシアの作用と「ヘアサイクル」について知ることで、疑問の答えが見えてきます。

プロペシアは、主成分「フィナステリド」の効果により、AGAの原因である「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を阻害する医薬品です。 DHTは、「テストステロン」が変化して生成される、強力な男性ホルモン。DHTが多く存在する頭皮では、後述するヘアサイクルが乱れて髪が正常に育たなくなります。 DHTの生成は、「5α還元酵素」とテストステロンが結びつくことで起こります。この5α還元酵素の働きを阻害してDHTの生成を防ぐことが、フィナステリドのもつ効果です。

次に、ヘアサイクルについて。人間の体毛は、「成長期」「退行期」「休止期」の3段階を経て生え替わります。この生え替わりの周期がヘアサイクルです。 頭皮が健康な状態であれば、髪の成長期(成長が続く時期)は4〜6年ほど続きます。成長期が終わると、2〜3週間の退行期(成長が止まる時期)、3〜4ヶ月間の休止期(髪が抜け落ちる時期)を経て、新しい髪が生えてきます。 先に触れたとおり、DHTの影響を受けた頭皮では、ヘアサイクルが正常に機能しません。具体的には、DHTの影響により、成長期が数ヶ月〜1年程度に短縮してしまいます。結果的に、成長中の髪が抜けてしまうため、薄毛になってしまうのです。

ここで、話をプロペシアに戻しましょう。プロペシアの効果によってDHTの生成を抑えると、乱れたヘアサイクルが正常化します。 ただし、その効果を実感するには、ヘアサイクルが一巡するまで待たなければなりません。ヘアサイクルが一巡して、正常な髪が生えてきたときに、ようやくプロペシアの効果を実感できるのです。

ちなみに、国内で行われた臨床試験では、プロペシアの投与期間に応じて、以下のパーセンテージで薄毛改善効果が認められています。

・1年間継続投与・・・58%の改善効果

・2年間の継続投与・・・68%の改善効果

・3年間の継続投与・・・78%の改善効果

上記データからわかるように、プロペシアの効果は使用を継続するほどにアップします。もし、半年間の継続使用で目立った効果が感じられなくても、服用を続ける価値は高いと考えてよいでしょう。

 

プロペシアの1ヶ月継続で起こり得る変化

前節で解説したように、プロペシアの服用を1ヶ月間続けただけでは、薄毛改善効果は実感できません。ただ、1ヶ月のプロペシア服用によって、頭髪に“ある変化”が起こる場合があります。どのような変化が起こり得るのか、詳しく見ていきましょう。

プロペシアの服用直後~1ヶ月で起こり得る「初期脱毛」

プロペシアの服用開始直後から1ヶ月の間に、抜け毛が目立つようになる場合があります。これは「初期脱毛」と呼ばれる現象です。 実際に初期脱毛が生じたとしても、あわててプロペシアの服用を中止する必要はありません。というのも、初期脱毛はプロペシアの効き目が出始めた証だからです。

前節で解説したとおり、プロペシアを服用するとDHTの産生が弱まります。結果的に起こるのが、毛母細胞の活性化。毛母細胞とは、分裂して髪の毛を作り出す細胞です。 毛母細胞が活性化すると、新しい毛が生えはじめるため、毛穴から古い髪が押し出されて抜け落ちます。このため、抜け毛が目立つようになるのです。

通常、初期脱毛で抜けるのは、「弱毛」と呼ばれる細く短い毛髪です。プロペシアを服用しなくても、弱毛は成長せずに抜け落ちます。 プロペシアの効果によって弱毛がたくさん抜け落ちても、何も心配する必要はありません。先に触れたように、初期脱毛はプロペシアの効果の証。心配するどころか、喜ぶべき現象だといえます。

なお、初期脱毛は必ず起こるわけではありません。薬の効き方は人によって異なりますし、ヘアサイクルのタイミングによっては、初期脱毛が目立たない場合もあります。 付け加えると、プロペシアの服用開始から1ヶ月以上が経過した後に、初期脱毛が起こるケースも少なくありません。AGAをしっかり改善したいなら、初期脱毛が起こるか否かに関わらず、プロペシアの服用を地道に続けることが肝要です。

初期脱毛はいつまで続くのか

上記のとおり、初期脱毛は心配する必要のない現象です。とはいえ、いつまでも脱毛が続くと「このままハゲるのではないか…」と、不安になってしまうことでしょう。

一般的に、プロペシアの服用で起こる初期脱毛は、1ヶ月〜1ヶ月半ほど続いて自然におさまります。抜け毛が多い時期が長期間続くことになりますが、完全に髪の毛がなくなることは、まずありません。 初期脱毛で抜けるのは、AGAが発症している部分の髪だけです。通常、AGAは額の生え際と頭頂部に発生します。後頭部や側頭部の髪は、初期脱毛の影響を受けません。

もし、初期脱毛が長引いていると感じても、プロペシアの服用は継続してください。どうしても不安な場合は、医師に相談しましょう。

 

まとめ

プロペシアは優秀な治療薬ですが、1ヶ月で効果が出るような即効性はありません。プロペシアを使ったAGA治療は、根気よく続けることが肝要。これからAGA改善に取り組む方は、長期間のプロペシア服用を続けるつもりで治療に臨んでください。