AGA治療は効果ある?効果が出るまでの期間や効果が出ないケースも解説

AGAの治療に興味があっても、「本当に効果があるんだろうか」といった疑問があるとなかなか踏み切れないですよね。 そこで今回は、AGA治療に期待できる効果や、効果が出るまでの期間について主な治療方法別に解説します。体質的に治療効果が出にくい人の特徴もお伝えするので、AGA治療を受ける前にチェックしておきましょう。

AGA治療は効果ある?治療でAGAは完治する?

男性によくみられる脱毛症AGAは、病院などで治療を受ければ完治するのでしょうか。気になるAGA治療の効果について早速ご説明します。

AGA治療に期待する効果は進行遅延と発毛

AGAの治療によって期待できる主な効果は、薄毛の進行を遅らせることと、ある程度の発毛です。 AGAには色々な治療方法がありますが、現時点ではどの治療方法でも薄毛を完治することはできません。

ここでいう「完治」とは、治療を止めても薄毛にならず、AGA発症前と同じように髪が自然に生え続ける状態になることを指します。 つまり、AGAの治療には一定の改善効果が期待できるものの、治療を止めれば再び抜け毛が増え、薄毛になる可能性があるということです。

 

AGA治療別の効果と効果が出るまでの期間

AGAの改善効果の程度や効果が出るまでの期間は、治療方法によっても異なります。主な治療方法ごとにみていきましょう。

AGAの薬物治療の効果と効果が出るまでの期間

薬物治療に用いられる薬には内服薬と外用薬があり、効果にも違いがあります。 代表的な内服薬「フィナステリド(販売名プロペシア)」の場合、抜け毛の抑制や薄毛改善効果が期待できます。 そして、フィナステリド1mgを1年間服用した人のうち、58%に改善効果が確認できたという研究結果が出ています。2年間服用し続けるとその割合は68%に、3年間続けると78%に上昇するなど、服用期間が長くなるほど効果が出る人の割合も高くなることがわかっています。

AGAの外用薬「ミノキシジル(販売名リアップ)」に期待できる効果は、血行促進などによる発毛・育毛効果です。リアップの製造販売元である大正製薬は、4ヶ月以上使い続ければ軽度の改善効果を実感できるようになると公式発表しています。また、中度以上の効果が出るまでは7ヶ月程度かかるようです。

AGAのHARG療法の効果と効果が出るまでの期間

HARG療法は、150種類以上の成長因子やビタミンなどを調合した「HARGカクテル」を頭皮に注入する毛髪再生治療です。髪の毛をつくる毛母細胞の働きを活性化させて乱れた発毛サイクルを改善し、新たな発毛を促すことができます。

発毛効果には個人差がありますが、HARG療法を行っている複数のクリニックで、月1回ペースで治療を受けると3〜6ヶ月程度で発毛効果が現れるケースが多いようです。

AGAの育毛メソセラピー治療での効果と効果が出るまでの期間

育毛メソセラピーはビタミンやアミノ酸といった育毛に必要な栄養素を頭皮に注入する治療法です。髪の毛に必要な栄養素を補給できるため、丈夫な髪が生えやすくなります。

HARG療法と似ていますが、一般的な育毛メソセラピーに使われる薬剤には、直接毛母細胞に働きかける成長因子が含まれていないという違いがあります。

育毛メソセラピーは1回の治療で効果が出ることは少なく、数ヶ月から数年かけて治療を続けることで、健康な髪が育ちやすい頭皮環境が整うといわれています。早い人だと3ヶ月程度で効果が得られることもあるようですが、強い薬ではなく栄養素なので、気長に続ける治療だと認識しておきましょう。

AGAの自毛植毛治療での効果と効果が出るまでの期間

自毛植毛というのは、患者自身の髪の毛を毛根組織ごと切除して薄毛部分に移植する治療方法です。

AGAによる薄毛は主に頭頂部と前頭部で、後頭部の髪の毛は残ることが多いです。その場合、AGAを発症しても後頭部の発毛のメカニズムは正常な状態なので、毛根ごと薄毛部分に移植すれば自然に髪が生えてくる可能性が高まります。

自毛植毛の手術は日帰りが可能で、手術自体は3〜5時間程度で完了します。術後、発毛効果が感じられるようになるのは6〜12ヶ月後となるようです。後頭部の元気な髪を移植したで、以前より太くてしっかりした髪の毛が生えてくることが期待できます。

 

AGA治療の効果がない・出にくい人もいる

同じ治療を受けても、ほとんど効果が出ない人や、効果が出にくい人もいます。人によって治療効果の現れ方に差があるのはなぜでしょうか。

どんな治療も効果には個人差がある

頭痛薬や風邪薬の効き目も人によって違いがあるように、AGA治療の効果にも個人差があります。大学病院や製薬会社が行なっている薬の臨床試験データや、実際に患者の治療にあたっているクリニックのデータでも、治療効果が100%というものはありません。 元気な髪を毛根ごと移植する自毛植毛の場合でも、移植後に毛根組織が正常に働く確率は8割程度というデータもあるので、「治療を受けても効果が出ないこともある」と認識しておくことが大切です。

AGA治療薬が効きにくい体質の人もいる

フィナステリドのように効果が高いといわれる薬でも、体質が合わなければうまく作用しないことがあります。 AGAによる抜け毛は、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質がレセプターと呼ばれる男性ホルモン受容体と結合することをきっかけに引き起こされます。DHTとレセプターが結合しやすいかどうかは遺伝によってほぼ決まっていて、生まれつき結合しにくいタイプの人はフィナステリドが効きにくいといわれています。

長期間薄毛を放置してしまった人は効果が出にくいことがある

AGAが進行して抜け毛や薄毛を何年も放置してしまうと、頭皮がダメージから回復しづらい状態になり、治療を受けても効果が出にくいことがあります。毛根の細胞が全く機能しなくなると、いくら薬剤や栄養素を投与しても作用しなくなるため注意が必要です。

 

AGA治療をしても効果が出てないと思ったら

最後に、AGA治療を受けてもなかなか効果が出ない場合の対処方法をご紹介しましょう。

AGA以外の薄毛である可能性も

上記に挙げた治療方法でほとんど効果が出ない場合は、円形脱毛症や脂漏性脱毛症といったAGA以外の原因による薄毛の可能性が考えられます。

薄毛の原因はひとつではなく、皮膚トラブルや内科的な病気の影響で薄毛になる場合もあります。原因が他にあるのに、AGAのための治療を続けていると薄毛が進行してしまう可能性も。治療をしているのに抜け毛が増えたり薄毛が進行したりするときは、AGA以外の原因を疑ってみるとよいかもしれません。

医師に相談し再検査や違う治療法も検討

AGAの治療効果が思うように得られないときは、「もう治らない」などと自己判断はせず、必ず医師に相談しましょう。 改めて血液検査や遺伝子検査を行うことによって、効果が得られない原因がわかるかもしれませんし、他の治療方法を試すチャンスがあるかもしれません。AGAの治療方法は多岐にわたり、複数の治療を組み合わせて効果を高めることも可能です。

 

まとめ

現在クリニックなどで実施されているAGA治療では、薄毛の進行を遅らせたり、新しい髪の毛の発毛を促したりする効果が期待できます。完治はできませんが、治療を続けることである程度の改善効果が得られるでしょう。

得られる効果は治療の種類によっても異なります。例えば、抜け毛の抑制効果がある内服薬フィナステリドの場合、1年間で58%の人に効果が現れ、3年間続けると78%に上昇します。発毛効果が期待できる外用薬ミノキシジルでは、4ヶ月で効果が現れ始め、7ヶ月くらいで薄毛の改善効果を実感できることが多いようです。 成長因子を頭皮に直接注入するHARG療法は、月1回の治療を続けると3〜6ヶ月程度で髪の毛が生えてくる可能性があります。育毛メソセラピーはビタミンなどの栄養素を注入する治療方法で、数ヶ月から数年続ければ丈夫な髪が生えやすくなるでしょう。

このような治療を受けても効果が得られないときは、体質的に薬が作用しにくい場合や、薄毛の原因が他にある可能性があります。 また、薄毛を長期間放置して毛根組織が機能しなくなっている場合は、薬剤が効かない可能性があるため、自毛植毛という選択肢も。後頭部などの元気な髪の毛を毛根ごと薄毛部分に移植する方法で、うまくいけば6〜12ヶ月後に発毛します。

どの治療方法も何らかの効果が期待できるものの、完治が約束されているわけではありません。それぞれの効果の程度を理解した上で治療を受けましょう。