AGAの検査方法・費用を解説!自分でできる検査キットもあり

薄毛が気になり出して「うわ…オレってAGAかも?」と、心配になっている男性は多いはず。そんな方に受けていただきたいのが、AGA(男性型脱毛症)の検査です。精密な検査を受けることにより薄毛の原因が判明しますし、適切な対処法もわかります。AGAの検査方法や費用について、詳しく見ていきましょう。自宅で使えるAGA検査キットについても解説します。

病院で行われるAGA検査

AGAの検査は、病院で受けることができます。ただ、あらゆる病院でAGAの検査を行っているわけではありません。AGA検査を受けられる病院の探し方や、AGA検査の内容などを詳しく解説します。

AGAの検査が受けられる病院とは

AGAの検査は、AGA治療を専門にあつかうクリニックで受けられます。AGA治療に特化したクリニックなら、精密な検査を受けることが可能。薄毛の原因を特定した上で、適切な治療方法を提案してもらえます。

ちなみに、皮膚科や内科などの医院でも、AGA治療薬の処方を行っている場合があります。ただし、一般的な医院では、専門的な検査は行われません。簡単な問診だけで、AGA治療薬の処方を決める場合があるので要注意です。

AGA治療は、まだ歴史の浅い医療分野です。専門知識をもつ医師が少ないため、AGAに関する精密検査を行っているクリニックはかぎられます。 病院でAGAの検査を受けたいなら、まずはインターネットで情報をチェックしてみてください。現在は多くの病院がウェブサイトを持っています。「AGA治療 検査 クリニック」といったキーワードで検索すれば、AGA専門クリニックの情報が見つかるはずです。

病院で行われるAGA検査(1)頭皮検査

AGA専門クリニックで行われる検査として、第一にあげられるのが頭皮検査です。頭皮の検査でわかるのは、薄毛の原因や進行状態など。 AGAの頭皮検査では、まず薄毛の発生箇所をチェックして、原因がAGAなのか別のものなのかを判別します。

続いて、毛根の状態をチェックして、薄毛の進行状態を確認。毛根のチェックは、目視あるいは拡大鏡で行われます。 AGA検査に用いられる拡大鏡は、「ダーモスコピー」や「マイクロスコープ」など、医院によりさまざまです。これら道具を使用することにより、毛穴の状態や毛の密度などがわかります。 たとえば、1つの毛根から1〜2本の毛が生えている場合、その頭皮の毛の密度は正常です。一方、1つの毛根から生える毛が1本に減っている場合は、AGAの症状が進行していると判断されます。

このほか頭皮検査では、AGAの初期症状である軟毛(細く弱々しい毛)の有無や、頭皮の健康状態がチェックされます。頭皮検査は、初診時にのみ行われるわけではありません。AGAの改善状態を確認するために、6ヶ月に1度程度の頻度で行われます。

病院で行われるAGA検査(2)AGAの遺伝子検査

AGA専門クリニックでは、遺伝子検査も行われます。遺伝子の検査によってわかるのは、AGAを罹患するリスクの高さです。 遺伝子採取の方法は、口腔内の粘液を摂取して遺伝子情報を調べるだけと簡単。検査にともなう体への負担は、ほとんどありません。

AGAの遺伝子検査方法には、「SNP検査」と「CAG・GGCリピート検査」があげられます。SNP検査で調べるのは、個人の特徴を決める要素である、「SNP(スニップ)」と呼ばれるDNAです。SNPを調べることにより、“先天的なAGAのなりやすさ”がわかるとされています。 「CAG・GGCリピート検査」でチェックされるのは、男性ホルモン受容体の塩基の配列です。具体的には、「C・A・G(シトシン・アデニン・グアニン)」と繰り返す配列および、「G・G・C(グアニン・グアニン・シトシン)」と繰り返す配列を調べます。「CAG」および「GGC」のリピート数が少ない場合は、AGAを発症するリスクが高いと判断されます。

なお、先にも述べたとおり、遺伝子検査によってわかるのはAGAに罹患するリスクの程度です。遺伝子情報からは、現在AGAを発症しているか否かは判断できません。 また、AGAの遺伝子検査は発展途上の技術です。十分な医学的根拠がない検査もあるということも、知識として押さえておいてください。

病院で行われるAGA検査の検査費用相場

病院で行われるAGA検査の費用相場は、以下のとおりです。

・頭皮検査・・・5,000円前後(初診費・再診費含む)

・血液検査・・・5,000円前後

・遺伝子検査・・・20,000円前後

上記のとおり、遺伝子検査は費用が高額です。頭皮の状態からAGAと判断できる場合は、あえて受ける必要はないと考えてよいでしょう。 血液検査については、クリニックによって取り扱いが異なります。血液検査によってわかるのは、治療薬との相性や、副作用のリスクの程度など。直近の健康診断結果があれば、血液検査を省略できる場合があります。

 

自分でできるAGA検査もある

通販のAGA検査キットでも遺伝子検査ができる

市販の「AGA検査キット」を使えば、自宅でもAGAの遺伝子検査を行えます。AGA検査キットはドラッグストアのほか、ネット通販でも購入可能。ごく手軽に入手でき、簡単な手続きだけでAGAの発症リスクを知ることができます。

通販のAGA検査キットでの検査の流れ

AGA検査キットを使った検査は、以下の流れで行われます。

1.AGA検査キットの購入

2.検査に使う試料の採取

3.遺伝子検査申込同意書の記入

4.検査試料と同意書の返送

AGA検査キットでは、唾液もしくは口腔内の粘液を試料(検査に用いるサンプル)として使用します。検査結果が出るまでの期間は、試料と同意書の返送から3〜4週間程度。検査結果は、郵送書類もしくはネットの会員ページで確認できます。

通販のAGA検査キットでの検査費用

AGA検査キットの利用にかかる費用は、9,000〜16,000円が相場です。値段にバラつきがありますが、コストと検査結果の信憑性が比例するとはかぎりません。 先に述べたように、AGAの遺伝子検査は未完成の技術です。AGA検査キットを選ぶ際は、情報をよく調べたうえで、なるべく新しい方式のものを探すことをおすすめします。

 

病院での検査と検査キットではどちらがよい?

病院で行うAGA検査と、自宅で利用できるAGA検査キットには、それぞれに利点と欠点があります。どちらの検査方法を利用するべきか、メリット・デメリットをチェックしたうえで判断してみてください。

病院での検査のメリット・デメリット

病院で行うAGA検査のメリットとして、以下の3つがあげられます。

・検査の信憑性が高い

・不明点を医師に確認できる

・検査後すぐに治療をはじめられる

AGA専門クリニックでは、最新の研究にもとづいた遺伝子検査を受けられます。このため、検査結果に信憑性がありますし、的確な治療を受けることができます。 不明点をその場で医師に確認できることも、病院で検査を受けるメリットです。検査の必要性や信憑性に疑問がある場合に、クリニックならその場で医師に質問できます。 また、AGA専門クリニックでは、検査結果が出たらすぐに治療をはじめることが可能。検査結果の確認から、治療開始までのタイムラグがありません。

続いて、病院で行うAGA検査のデメリットを見てみましょう。

・時間と手間がかかる

・費用が高額

病院でAGA検査を受けるには、時間と手間がかかります。さらに、AGA検査キットとくらべると、病院での検査は費用が高額。こうした点をネックと感じるなら、AGA検査キットの利用を検討したほうがよいかもしれません。

検査キットでの検査のメリット・デメリット

AGA検査キットには、以下2つのメリットがあります。

・自宅で検査を行える

・病院の検査より安価

自宅で検査を行える点は、AGA検査キットがもつ最大のメリットです。前述のとおり、AGA検査キットはネットで手軽に購入可能。試料や同意書の返送方法も、ポスト投函やコンビニでの発送など手軽なものが採用されています。

続いて、AGA検査キットのデメリットをチェックしてみましょう。

・信ぴょう性に乏しい

・すぐに治療を開始できない

・余計な出費になる可能性がある

AGA検査キットには検査方法が古いものも多く、現在では医学的根拠が否定されている方式を採用している商品もあります。このため、病院での検査とくらべると、AGA検査キットは信ぴょう性に劣ると言わざるを得ません。

また、AGA検査キットでAGAのリスクが高いとわかっても、すぐに治療を開始することはできません。当然ながら、AGAの治療を受けるには病院へ出向く必要があります。 さらにいえば、AGA専門クリニックで治療を申し込むと、精密な検査を受けなおすよう勧められる可能性があります。つまり、二重に検査費用がかかる可能性があるのです。

以上の点を踏まえると、AGA検査キットは最良の検査方法とはいえません。もし、本格的なAGA治療を検討しているなら、検査は病院で受けたほうがよいでしょう。病院に行く時間がない場合や、AGAの発症リスクだけを知りたい場合は、AGA検査キットを利用してみてください。

 

まとめ

AGA検査には、手間や時間がかかります。とはいえ、多少の代償を支払わなければ、薄毛の原因を突き止めることはできません。今回解説した内容を踏まえて、AGA検査の利用を検討してみてください。