体臭がきつくなったら病気のサイン!?原因となる病気とは

年を重ねるとともに気になってくる体臭。身だしなみや清潔感にこだわって「加齢臭がしないように気をつけている」という人も多いでしょう。 体臭は自分では気がつきにくいものですが、きつすぎる体臭はもしかしたら【病気のサイン】かもしれませんのでご注意を! 体臭がきつくなったと感じている人、もしかして病気かも?と心配している人のために、今回は体臭の原因となる病気について詳しく解説していきます。

体臭の原因となる病気

人間が生きていくためには、呼吸をしたり食べ物を食べたりすることが必要なのは説明するまでもありません。体内では細胞が休みなく働いていて、酸素や食べ物をエネルギーへと変えることで体を動かしています。 その過程で臭いの元となるさまざまな物質も発生しますので、体臭は誰にでも少なからずあるものです。しかしあまりにも体臭がきつい場合には、何かしらの病気が原因になっていることも考えられます。

わきが

わきがはわきの下にある汗腺(アポクリン腺)から出る分泌液、いわゆる「汗」が原因で起こります。

人間が汗をかくのは当たり前のことで、汗をかいたからといってすぐに体臭になるわけではありません。 アポクリン腺から出る汗をアポクリン汗と呼びますが、この汗が皮脂と交じり、細菌分解される際に臭いを発します。これがわきがです。

わきが自体には命を落とすような危険な症状はないのですが、強い臭いを発しますので体臭を自覚しやすいのが特徴です。わき汗の多い人やわきの毛量が多い人、動物性脂肪の多い食生活をしている人に多く見られます。

糖尿病

生活習慣病としてよく知られる糖尿病は、インスリンの働きが低下することによって起こります。 糖尿病に罹った人体はインスリンの作用が低下しているため、糖のエネルギー変換をうまく行うことができません。その分のエネルギーを体脂肪から作り出すわけですが、このときにケトンという物質が発生します。ケトンは強い臭いを発する物質なので、糖尿病を患っている人は体臭が強いというわけです。

糖尿病は、その進行を妨げる治療を継続し続ける必要がある病気です。早期のうちに治療を開始して、医師の指導のもとでしっかりと血糖値をコントロールすることがとても重要となります。

肝機能低下

肝臓にはさまざまな役割がありますが、体内で発生したアンモニアを分解するという役割も担っています。つまり、肝臓病や肝硬変など肝機能が低下する病気に罹ると、アンモニアが分解されにくい状態になるわけです。 ご存知のようにアンモニアは大変臭いの強い物質です。分解されずに残ったアンモニアは、皮膚や吐息から放出され、それが体臭として認識されることになります。

胃腸の不調

胃腸は食べ物を消化する器官ですので、その機能が低下すると消化・吸収の能力が弱くなります。消化しやすいものであれば時間をかけて吸収することができますが、お肉などの硬い食べ物は消化しきれずに腸内で腐ってしまいます。

腐敗してしまったものが血中に吸収されると、硫黄のような臭いの汗となって皮膚から体外へと排出されます。また、便も臭いの強いものが排出されます。 つまり臭いの強い汗や呼気がある場合には、胃腸の低下が疑われるというわけです。

体臭がきつくなったときの対策・対応

最近体臭がきつくなったなと感じたら、原因の究明や早めの対策が必要です。体臭の原因が病気である場合は、早期のうちに治療を開始すればそれだけ早い回復が見込めるからです。 病気が原因でなかった場合も安心はできません。体臭は自分だけではなく、周りの人にも不快な思いをさせてしまうからです。 体臭に気がついたら早い段階で原因を突き止め、対策をとることで改善するように努めましょう。

病気の治療

体臭がきついだけではなく体に何かしらの不調がある場合には、早めに医療機関で検査を受けましょう。腎臓や胃腸系の病気が発見できるかもしれません。一時的な症状であれば、早めの治療で回復が見込めます。

肝硬変や糖尿病などの重大な疾患がある場合には、発見が遅くなればなるほど状態が悪くなります。早期発見ができれば、軽い段階で症状をとどめることができ、自己管理もしやすくなるでしょう。

またわきがの場合は、手術で改善することが可能です。アポクリン腺は一度切除すれば再生することはありませんので、早めに治療を受けることでわきがの不快感から逃れることができます。

食事の見直し

これまでに説明したように、体臭には食べ物の消化や分解が大きく関わっています。つまり体臭は、食生活の影響も受けるということです。 消化しにくい食べ物や臭いの原因となる物質を含んでいる食べ物は、体臭を濃くします。毎日の食事を見直すことで、体臭が強くならない体質を目指しましょう。

とくに注意したいのは動物性脂肪やアルコールの存在です。これらは臭いの原因となる物質を血中に残しやすくなりますので、過剰な摂取は避け、バランスの良い食生活を送るように心がけてください。さらに胃腸の調子を上げる食物繊維を積極的に取り入れることで、臭いの原因を排出しやすくすると良いでしょう。

適度な運動

適度な運動で代謝を上げるのも1つの方法です。 運動は体内機能を活性化させ、基礎代謝を上げてくれます。それらの機能が上がれば、臭いの原因物質が体内にとどまりにくくなりますので、結果的に体臭は改善されていきます。

ただし過度な運動は避けるべきです。なぜなら身体や精神の疲れはストレスになり、逆に代謝を下げてしまうからです。 適度な運動にバランスの良い食事は、体の機能を正常に整えてくれます。体臭だけではなく健康的な体をつくるためにも、食事の見直しを図ると同時に適度な運動も心がけたいものですね。

デオドラント用品の活用

デオドラント用品といえば、汗を抑えることができるすぐれもの。最近はコンビニでも販売されていますので、手軽にいつでも購入することができます。

市販されているデオドラント用品には、さまざまなタイプがあります。手軽に汗をさっと拭きとれるシートタイプ、汗を抑えたい場所に吹きかけるスプレータイプなどです。

デオドラント用品に含まれる成分には、主に以下のような働きがあります。

・制汗 (汗の分泌を抑制する)

・消臭 (金属酸化物などで汗の臭いを化学的に吸着する)

・殺菌 (皮膚に常在している細菌を殺菌して臭いの発生を抑える)

・抗酸化 (皮脂が酸化するのを防ぐ)

・マスキング (体臭そのものを香り成分で覆う)

汗をかく前に使用するのであればスプレータイプやロールオンタイプ、汗をかいたあとならシートタイプがおすすめです。

 

まとめ

体臭の原因にはさまざまなものがあります。単純に汗をかいただけで臭うこともあれば、食べ物の影響で臭うことも。 とくに注意したいのは体調不良や病気による体臭。気がつかずに放置してしまうと重篤な症状を引き起こすこともあるので、体臭がきつくなったなと感じたら早めに対策をとってください。

体臭を気にして人とのコミュニケーションから遠ざかるのは、もったいないと思いませんか? ぜひこの記事を参考に、体臭についてもう一度考えていただければ幸いです。