体臭対策に役立つグッズ・食べ物

体臭が気になるのなら、悩んでいるよりも、今すぐにおい対策を実践しましょう。ドラッグストアに行けば、体臭対策に有効な石鹸やサプリメントなどが豊富に揃っています。毎日の食生活にちょっと気を配れば、体臭の原因となる汗や皮脂を抑えて、体臭が発生しにくい状態に体を保つことも可能です。さて、あなたはどんな対策から始めますか?

体臭のメカニズム

体臭対策を実践するなら、体臭がどんな仕組みで発生するかを知っておきたいものです。原因がはっきりすることで、より有効な対策が取れます。

皮脂と汗と雑菌が体臭を生み出す

体臭の原因となるのは、汗、皮脂、皮膚の常在菌の3つです。では、誰の皮膚にでも汗腺と皮脂腺があり、常在菌が棲んでいるのに、体臭がにおう場合とそうでない場合があるのはなぜでしょうか?

汗や皮脂は、それ自体にはほとんどにおいはありません。しかし、汗をかいたままにしておくと、皮膚の常在菌が汗の成分を分解して、においのある成分を作り出します。これがいわゆる「汗臭い体臭」の正体です。

また、汗腺にはサラサラとした汗を出すエクリン腺と、少し粘り気がある汗を出すアポクリン腺があります。エクリン腺の汗の成分はほとんどが水分で、わずかに含まれるアミノ酸などが分解されることで、体臭が発生します。これに対して、アポクリン腺の汗には、タンパク質や脂質などにおいの元になりやすい成分が含まれています。常在菌によって分解されると、独特の鼻につく、いわゆるわきが体臭が発生します。

一方、皮脂は皮膚の健康のために必要なものです。しかし、脂っこいものの食べ過ぎなどで分泌が過剰になると、毛穴に詰まってしまいます。皮膚に溜まった皮脂は、常在菌のエサとなって分解・酸化され、不快なにおいを伴ったガスが作られることで、体臭が発生します。

 

体臭対策に役立つグッズ(1)体臭対策用石鹸

毎日入浴して体を清潔に保つことは、とても有効な体臭対策になります。体臭対策に役立つ石鹸を使えばいっそう効果的です。

体臭対策にはボディソープより石鹸がおすすめ

体臭対策を考えるなら、入浴やシャワーの際に固形石鹸を使って体を洗うことをおすすめします。固形石鹸のほうが肌にダメージを与える心配が少なく、体臭対策により効果的だからです。

ほとんどのボディソープには界面活性剤という化学物質が含まれています。この成分は肌の健康のために必要な皮脂や善玉菌をも洗い流してしまい、かえって体臭が発生しやすい状態になってしまいます。

また、弱酸性のボディソープに対して、固形石鹸はアルカリ性が主流です。体臭の元になっている汗や皮脂は酸性なので、同じ酸性のボディソープで洗うより、アルカリ性の固形石鹸で洗うことで酸が中和されて、効果的に汚れが落とせます。

殺菌効果のある柿渋配合石鹸

さまざまな種類の固形石鹸の中でも、柿渋を配合した石鹸は体臭対策に効果が期待できるといわれています。柿渋は柿の皮を発酵して作られ、柿タンニンという成分が含まれています。柿タンニンには緑茶などに含まれる苦味成分のタンニンと同様に、優れた消臭、殺菌作用があり、悪玉菌が体臭を発生させるのを抑え、さらににおいを軽減する効果も期待できます。

汗対策にはミョウバン入り石鹸

ミョウバンは食品添加物の一種で、パンや漬物などに使われています。水に溶けると酸性になるのが特徴で、体臭の原因となるアルカリ性のアンモニアを中和して、においを抑える作用が期待できます。また、発汗そのものを抑制する作用があるといわれているので、汗かきの人や汗のにおいが気になる人は一度ミョウバン入りの石鹸を試してみるとよいでしょう。

 

体臭対策に役立つグッズ(2)サプリメント

殺菌や消臭効果のある成分を、サプリメントで体の中へ取り入れることも手軽で効果的な体臭対策のひとつです。体臭の予防、改善のためにおすすめしたいサプリメントをご紹介します。

消臭・殺菌効果のあるクロロフィルのサプリメント

クロロフィルは植物の葉緑素の成分で、サプリメントの場合は桑の葉やホウレン草の葉緑素が使われています。優れた殺菌、消臭作用があり、悪玉菌が繁殖するのを防ぐとともに、発生したにおいを抑える効果も期待できます。また、歯磨き剤にも使われ、口臭予防にも役立ちます。

皮脂の酸化を防ぐポリフェノールのサプリメント

ポリフェノールは、赤ワインやココアなどに含まれるヘルシー成分として、最近では広くその名を知られています。ビタミン類をしのぐほど優れた抗酸化作用を持っているのが特徴で、皮脂の酸化による体臭の発生を抑える効果が期待できます。また、生活習慣病や老化の原因といわれている活性酸素を除去する働きがあり、若々しく元気な体づくりにも役立ちます。

雑菌を減らすクエン酸のサプリメント

クエン酸は果物などに含まれる酸味成分です。お酢のように強い殺菌効果があるほか、疲労回復に効果が期待でき体臭対策に役立ちます。

肉類などから摂取したタンパク質が分解される際、腸の中で悪臭のあるアンモニアが生成されます。体が元気だと、アンモニアは肝臓で分解されて、尿となって体の外へ排出されます。しかし、疲労が溜まっているとアンモニアをうまく分解できず、行き場所を失ったアンモニアが血流に乗って全身をめぐり、汗や皮脂に含まれて不快な体臭の原因になります。

クエン酸はこうした体の疲労を改善して、体臭が発生しにくい状態に回復させる効果が期待できます。

 

体臭対策に役立つグッズ(3)デオドラント剤

デオドラント剤をうまく使えば、効果的な体臭対策になります。さまざまなタイプが市販されているので、使う部位や持続時間によって選ぶとよいでしょう。

落ちにくいクリームタイプ

クリームタイプのデオドラント剤は、成分が肌にしっかりとつき、汗などで流れにくく長持ちするのが特徴です。このため、わきなどにおいが特に気になる場所や、昼間はデオドラント剤の塗り足しが難しい部位に使うとよいでしょう。

最近は、クリームタイプと同じように直接手で塗るデオドラント剤の中でも、ジェルタイプが人気を集めています。とりわけ、オイルフリーのジェルはさらっとした使い心地で、手がべたつくのが苦手な人におすすめです。どちらも、汗などを拭き取ったり、洗い流したりした清潔な肌につけることが大前提です。

広範囲に使えるスプレータイプ

広い範囲にデオドラント剤を使いたいという場合は、スプレータイプが適しています。クリームやジェルのように直接塗りこまないので、肌にしっかりつけるのは難しいのですが、手軽に使えるのがメリットです。パウダー入りの制汗剤などに多いタイプで、爽やかな使い心地を楽しむことができます。ただし、スプレータイプの場合も、汗などをきれいにした後で使うようにしてください。

 

体臭対策に役立つ食べ物

毎日の食事でどんなものを食べるかによって、汗や皮脂に含まれる成分は変わってきます。石鹸やサプリメント、デオドラント剤などを使って、体臭対策を実践するなら、ぜひ食生活にも注意してみてください。

抗酸化食品

抗酸化食品とは、生活習慣病や老化の原因と考えられている活性酸素を、抑制する作用を持った食べ物のことです。活性酸素が増えると、内臓の働きが低下して、腸内環境が悪化、体臭が発生しやすい状態になってしまいます。

また、体臭の直接の原因となる皮脂の酸化を防ぐためにも、抗酸化食品はおすすめです。体臭が気になる人は、ビタミンA(β—カロテン)ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含む緑黄色野菜が不足しないように気をつけ、緑茶を飲むなどしてポリフェノールやカテキンも積極的に摂りましょう。

アルカリ食品

体臭予防のために最も望ましいのは、皮膚が弱酸性、体の中は弱アルカリ性に保たれている状態です。皮膚が弱酸性になっていると、体臭の発生に関わる悪玉菌の繁殖が抑えられます。しかし、体の中が弱酸性では、乳酸に代表される悪臭成分が生成され、そのにおいが汗や皮脂、息に混じって外に出てしまいます。これを予防するためには、梅干し、海藻類、ホウレン草、小松菜といったアルカリ性食品を積極的に食べましょう。

腸内環境を整える食品

腸内環境が悪化すると、タンパク質などをきちんと消化できず、アンモニアなど体臭の原因となる物質が生成されやすくなります。こうした状態を避けるためには、腸内環境の改善に役立つ食品を意識して摂るようにしましょう。

おすすめの食品は、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌やビフィズス菌が取れる発酵食品、善玉菌のエサになるオリゴ糖を含むバナナ、大豆、玉ねぎなど。食物繊維が不足しないように野菜や海藻類もできるだけ毎日食べるようにしましょう。

 

まとめ

体臭が気になるなら、さまざまな対策を自分で実践してみることが大切です。においの気になる部分を清潔に保つために毎日入浴し、体臭対策に効果が期待できる固形石鹸で、優しく丁寧に体を洗いましょう。デオドラント剤を併用するといっそう効果的です。

また、体の内部から体臭が発生しにくい状態を整えるために、体臭対策に役立つ食品を積極的に摂取。食事だけでは摂ることが難しい栄養素や成分も、サプリメントなら手軽に補給できます。