体臭を確認する方法! 汗のにおいから口臭までセルフチェック

自分の体臭が心配なとき、本当ににおうかどうか確認する方法を知っていますか?人のにおいはすごく気になりますが、自分の体臭は案外気づきにくいもの。誰かに聞いてみればすぐに白黒がつくのですが、かなりの勇気が必要です。自分で確認できる方法を知って、不安なときはすぐにチェックしましょう。

自分の体臭を確認しよう

自分が「臭いかも…」と気になったら、迷わずセルフチェック。周囲に「臭いヤツ」と思われる前に確認して、必要ならすぐに対策を実践しましょう。

臭くても自分の体臭は気づきにくい

人の体臭にはすぐに気づくのに、自分のにおいがわかりにくいのはなぜでしょう?それは、いつも嗅いでいる自分のにおいに慣れてしまって、においを感じることができにくくなっているからです。こうした感覚の慣れは「順応」と呼ばれ、視覚や聴覚でも見られます。ライブ会場で大音量の音楽を聴いても、すぐに慣れてしまうのは聴覚の順応です。

嗅覚は聴覚などと比べて特に順応されやすいと考えられ、不快なにおいにもわずか3分で慣れるともいわれています。さらに、人間の体には強い刺激を受けると、感覚器がまひする仕組みが備わっています。

嗅覚でいえば、強い体臭など強い刺激にさらされると、臭いを感じとれなくなるということで、体臭の強い人ほど自分のにおいに鈍感になっているおそれがあります。

自己臭症(自臭症)の可能性も

気になっている体臭が、実は「気のせい」というケースもあります。自分のにおいをいつも気にしていると、周囲のちょっとした言動などから自分は臭いと思い込み、「自己臭症(自臭症)」という精神的なトラブルを抱え込んでしまうことがあるのです。

自己臭症になると、誰かが鼻をすすったり鼻を手でおおったりした、話をしているときに顔をそむけられたといった、日常生活の中で普通に目にする動作も、自分に体臭や口臭があるせいだと思ってしまいます。臭いの悩みは人に相談しづらく、また適当な対処法も分かりにくいため、どんどん悪いほうへと解釈して、対人恐怖症やうつ状態に陥り、学校や仕事に行けないなど社会生活に支障が生じる人もいます。

自己臭症は、真面目な人、気遣いのある人が、なりやすいといわれています。もし、体臭、口臭のセルフチェックをやってみて、においがないことが確かめられても、まだ気になって仕方がないという場合は、自己臭症を疑ってもよいでしょう。

 

自分の体臭を確認するには

自分の体臭を確認するためのセルフチェック法をご紹介します。手軽にできるものばかりなので、においが気になる人はぜひチェックしてみてください。

シャワーを浴びたあとに脱いだ服のにおいを嗅ぐ

体臭を確認するためには、1日着用した服のにおいを嗅いでみるのが、手軽で確実な方法です。ただし、人間の嗅覚には順応という、においに対する慣れがあるので、いったん順応状態を元に戻すことが必要です。

ベストな方法は、まず1日着た服を脱いでビニール袋に密封してください。密封するのは、下着や靴下など肌に直接触れていたものがおすすめです。次に、シャワーを浴びるか入浴するかして、自分の体臭を洗い流すことで、臭いになれた嗅覚をリセットします。その上で、ビニール袋を開いてにおいを嗅いでみてください。体臭がある場合は、はっきり「くさい!」とわかるはずです。

もし、外出先でチェックしたいという場合は、トイレに入ってシャツなどを脱ぎ、汗で濡れた部分、においの強いわきや首筋などにふれていた部分を嗅いでみてください。

体臭が強くなりやすい体質かも確認する

直接においを嗅いでみる以外にも、強い体臭が発生しやすい体質かどうかを確認することも、体臭の有効なセルフチェックです。

私たちの体には、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。エクリン腺は、体温を調節するために成分のほとんどが水分でさらっとした汗を分泌します。一方、アポクリン腺からは、タンパク質や脂質を含む、少し粘り気のある汗が気温に関係なく分泌されます。

エクリン腺の汗は、時間の経過とともに皮膚の常在菌と結びついて、汗臭いにおいが発生します。これに対して、アポクリン腺の汗が常在菌と結びつくと、独特のつんとしたワキガの臭いが発生します。強い体臭が発生しやすいかどうは、このアポクリン腺の数とその活性によって判断できます。

チェックポイントは4つ。耳垢が湿っている、わき毛が濃い、わきの汗ジミが黄色い、気温に関係なく汗をかく、の各項目に当てはまる場合は、ワキガ体質で強い体臭が発生しやすいと考えられるので、しっかりとした対策が必要です。

 

自分の口臭を確認するには

体臭に続いて、口臭のセルフチェック法をご紹介しましょう。口臭も自分では気づきにくく、周囲を不快にさせるので、気になる人はもちろん、そうでない人もさっそく試してみてください。

椀やスプーンを使ってにおいを嗅ぐ

口臭があるかどうか確かめるための最も簡単な方法は、顔の前に手のひらを持っていき、息を吐いてそのにおいを嗅ぐというものです。とても単純ですが、口臭が強いとすぐにわかります。ただし、手に他のにおいがついていない状態でチェックしてください。

このほか、ビニール袋に息を溜めて嗅ぐ、お椀をなめて10秒置いてからそのにおいを嗅ぐといった方法でも、口臭をチェックできます。

もう少し手の込んだ方法なら、スプーンで下の裏をゴシゴシこすり、少し乾いてからにおいを嗅ぐというのも有効な方法です。舌の裏は丁寧なにおい対策を実践している人でない限り、誰でも多少はにおいますが、この方法でチェックするとにおいの強さがよくわかります。

ただし、こうしたチェックを行う場合は、食べ物のにおいと勘違いしないように注意してください。ニンニクなどにおいの強いものを食べたり、アルコールを飲んだりした後は、どんな人も飲食物のにおいが口臭に影響します。

 

病院やチェッカーで確認する方法も

もっと確実な方法で、自分の体臭、口臭の有無や、その強さをチェックしたいという人におすすめなのがチェッカーを使う方法です。また、最近はにおいの専門外来を設けている医療機関もあるので、気になる人は相談してみてはどうでしょう。

体臭チェッカー・口臭チェッカー

最近は小型で価格もリーズナブルなにおいチェッカーが市販されています。においが気になる部分にチェッカーを近づけると、においの原因物質を測定して、においの有無や強さを判定するというものです。客観的にチェックすることができ、におい対策が必要かどうかの判断にも役立ちます。

口臭専用、体臭の測定に使えるもの、香水や芳香剤のにおいにも対応したものなど、さまざまな種類のものがあるので、目的と予算に合わせて選んでください。

体臭外来・口臭外来

体臭がどうしても気になる時は、医療機関の受診も検討してみてください。近年は、においに特化した専門外来を備えたところもあるので、通院が可能な場所にあるのなら相談してみるとよいでしょう。ただし、開設されている医療機関はまだまだ数が少ないので、身近に専門外来がない場合は、気になる部位や症状に合わせて、受診する診療科を選びましょう。

ワキガが疑われる場合は、皮膚科や美容クリニック、頭や足のにおいも皮膚科で対応してくれます。一方、口臭が気になる場合は、基本的に歯科の範疇になりますが、内臓の病気などが口臭の原因になっている可能性がある場合は、かかりつけの内科を受診するほうが安心です。自己臭症は、カウンセリングが必要なケースもあるので心療内科を受診してください。

 

まとめ

体臭は自分ではなかなか気づきにくく、人に相談するのもハードルが高いもの。体臭が強いのではないかと気になる場合、まずは手軽にできるセルフチェックで、においの有無や強さを確かめてください。

においの心配を抱えてままいると、自分が臭いと思いこんで「自己臭症(自臭症)」に陥ることもあるので、悩んでいるよりチェックして、はっきりさせましょう。さらに、客観的な判断が必要という場合は、家庭用の体臭・口臭チェッカーを使う、医療機関に祖談するという選択肢もあります。