HARG治療は効果なし?期待できる効果と効果の現れ方

HARG治療は、AGAの標準的な治療であるプロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどによる薬物療法、育毛メソセラピー、自毛植毛などに続いて開発された治療法です。高い効果が期待できるとの声が多くみられますが、実際のところ髪は生えるのでしょうか。ここでは、HARG治療に期待できる効果や効果の現れ方について解説します。

HARG治療とは

HARG治療は、細胞の元となる幹細胞から抽出された成長因子やビタミンB、システイン、ブフロメシルを配合したカクテルを頭皮に直接注入する治療法です。髪のもととなる毛包の復活と髪を生み出す毛母細胞を活性化させることで、本来の発毛力を取り戻すことができるとされています。HARG療法は世界各国の共同研究で開発された治療法で、日本でも少しずつ広まってきています。

HARG治療の内容

HARG治療では、HARGカクテルを頭皮に直接注入しますが、その方法は注射器やローラー型注射器などクリニックによって異なります。3~4回を1クールとして1年かけて施術を行い、その後は年に1~2回の施術を継続します。施術回数には個人差があるため、5回程度の治療が必要と考え、費用を用意しておいた方がいいでしょう。

また、HARG治療を始める前に診察と血液検査があります。治療後は、HARG治療によって増えた髪を維持することを目的に、プロペシアやザガーロを服用することもあるなど、治療計画は人によって異なります。

 

HARG治療の効果

HARGは、薬物療法やメソセラピー、自毛植毛とは効果が異なります。薬物療法で使用されるプロペシアやザガーロは、AGAの原因に対してアプローチすることで、AGAの進行を抑える薬です。また、ミノキシジルは成長期を延長させることで髪を育てることを目的としています。メソセラピーはHARG治療と同じく頭皮に注射するのですが、HARG治療とは異なる成分のカクテルを注入します。その効果は、育毛を促す程度のもので、発毛力にアプローチするHARG治療とは性質が異なります。 そして、自毛植毛はAGAになりにくい側頭部や後頭部の髪を皮膚ごと採取し、ボリュームが減っているところに移植する治療法です。物理的に薄毛を改善できますが、手術に伴うリスクや移植した周りの髪が薄くなっていく可能性があることなど、いくつかの不安要素があります。 HARG治療は、薬物療法のように使用しているときだけ効果が現れるのではなく、1クールの治療後にある程度の効果が続くことが特徴です。

発毛効果

HARGカクテルに含まれる成長因子には、発毛効果が期待できます。AGAの影響でヘアサイクルの成長期が短縮され、毛が生える量が減ってしまっても、成長因子の効果で発毛が期待できるのです。

HARG治療はAGAの治療法という認識が広まっていますが、実は円形脱毛症などにも適用できます。円形脱毛症の原因は詳しくわかっていませんが、自然に治ることもあれば治らないこともあります。HARG治療によって発毛力が高まることで、円形脱毛症によって髪が失われたところから発毛が期待できます。

育毛効果

髪が失われたところから髪を生やすだけではなく、現在生えている髪の成長を促す効果も期待できます。髪が完全になくなるほどには進行していないものの、AGAによって髪のボリュームが減ってきたと感じている場合にもHARG治療が役立ちます。

AGAは、放置すると髪が薄くなっていき、治療にも時間がかかるようになります。そうなれば、通院の手間が増え、費用も多くかかるようになるため、できるだけ早い段階で治療を始めることが大切です。

 

HARG治療の効果の現れ方

HARG治療は即効性がある治療法ではありません。どの程度で効果が現れるのか知っておくことが大切です。

効果が現れるまでの期間

3~4回の治療で効果が現れることが多く、約10ヶ月~1年はかかると考えておきましょう。少しずつ発毛力が取り戻されていくと考えられます。その後、全く治療をしなくてもいいわけではなく、1年に1~2回の維持療法は必要です。

とは言え、1クールの治療後はプロペシアやザガーロを使わなくてもいいぐらいに改善することもあります。プロペシアやザガーロは副作用があるため、飲むことに抵抗がある場合は飲まなくてもいいでしょう。

ただし、効果の現れ方には個人差があるので、医師と話し合って治療計画を立てることが大切です。

効果はどれくらい持続するのか

HARG治療の効果の持続期間については、個人差があります。1年に1~2回の維持療法が必要ということは、基本的な効果は長く現れ続けるものの、最初の1年目よりは効果が落ちるということです。そのため、薄毛を防ぎたいと思っている間は治療を続けることになります。長く治療を続けられるほどの費用を用意できない場合は、自毛植毛で髪を物理的に増やし、その周りにHARG治療を受けてAGAの進行に対処するのがいいでしょう。

HARG治療は、施術範囲に応じて費用が異なります。費用に2倍程度の差があるため、施術範囲を小さくすることで長く続けやすくなるでしょう。

HARG治療の効果が出ない場合もある?

HARG治療の効果には個人差があります。しかしながら、多くの人が効果を実感しているとされています。効果を感じられないケースを予想することはできませんが、体質によって効果の程度が変わると考えられます。

また、HARG治療を提供しているクリニックが不正をしており、薬剤を薄めている可能性もあります。また、海外から取り寄せた信頼性が低いHARGカクテルを使用していることも考えられるでしょう。 信頼できるクリニックであれば、正規のHARG治療を受けられるでしょう。

信頼できるクリニックを探す際には、次のようなところに注目しましょう。

・HARG治療の実績が豊富

HARG治療の実績が豊富ということは、それだけ人気のクリニックということです。効果がなければ良い口コミは広まらないため、HARG治療の効果が問題なく現れたということが予想できます。

・料金が適正

料金が安すぎる場合、薬剤を薄めていたり低品質の薬剤を使っていたりする可能性があります。特に、料金が安い理由を尋ねても納得できる返答がなかった場合は注意が必要です。

・カウンセリングが丁寧

偽のHARG治療を行うことによる患者の不利益ではなく、利益を得ることだけを考えているクリニックは、カウンセリングが雑な可能性があります。患者のことを第一に考えている場合は、不明点や不安な点がないか尋ねてくれます。カウンセリングの時間が極端に短く、医師の一方的な説明だけで治療を開始しようとするクリニックは避けた方がいいかもしれません。

良心的なクリニックばかりではないので、HARG治療のような高額な治療を検討している場合は特に慎重に選ぶようにしましょう。

 

まとめ

HARG治療を受けることで、発毛力と育毛力が高まることが期待できます。AGAに限らず、円形脱毛症など髪が生えなくなる症状全般に適用できます。成長因子やビタミンBなどで構成されたカクテルを注入することで、薄毛の悩みを解消できる可能性があるのです。薬物療法のように毎日継続して薬を使うことに抵抗がある方は、HARG治療を検討しましょう。

HARG治療は、3~4回を1クールとして治療を行います。その後は、効果を維持するために年1~2回のペースで施術します。 効果が現れるのは、1クールの治療が終わってからと覚えておきましょう。その後は必要に応じてプロペシアやザガーロの服用も検討し、医師と一緒に治療計画を立てることをおすすめします。