HARG療法に副作用はある?

薄毛治療の方法としてHARG療法が近年注目を集めていますが、気になるものの副作用について心配している人もいるでしょう。この記事ではHARG療法に副作用はあるか否か、療法を受けたときのメリット・デメリットについて解説していきます。HARG療法を検討している方はぜひ最後までお読みください。

HARG療法の副作用について

HARG療法は多くの論文で結果が認められている薄毛治療です。根本から薄毛を改善するための治療で、AAPEパウダーの溶液(薬剤)を針で頭皮に注入する施術です。もちろん医療行為なので医療機関でしか受けられません。 AAPEパウダーとは幹細胞から作られたタンパク質で、成長因子が150種類以上含まれています。HARG療法は毛髪の再生医療といえるもので、毛母細胞とその周囲にある幹細胞を刺激し、毛根や頭皮の再生を促すことで薄毛改善を目指します。

HARG療法での副作用の報告はない

HARG療法そのもので副作用が起こったという報告はないそうです。

近年は薄毛改善を標榜する治療法や施術が多く存在しますが、ひどいものになると副作用が重く、治療後に悩まされている人も少なくありません。

HARG療法は針を使うので、治療にともなう血の滲みや内出血はありますが、治療が原因で体にトラブルが起こるような副作用は起きていないとのこと。アレルギー反応ですら確認されていないそうです。

HARG療法の安全性が高い理由

HARG療法の安全性が高い理由は、薬品を使った療法ではないということが言えるでしょう。HARG療法にはAAPEパウダーというものを用いますが、これは脂肪幹細胞から抽出したタンパク質が元になっています。ウイルス検査を行い、ガンマー滅菌という方法で滅菌も行っている安全性に配慮された成分です。感染症予防のための検査もされており、アレルギーを引き起こす物質も含まれません。

 

安全性だけじゃない!HARG療法のメリット

直接的な副作用もなく、安全性が非常に高い治療法であることがわかりましたが、他にもさまざまなメリットがあります。日帰りで治療でき、頭皮への負担が少ないなどの特徴がありますが、薄毛の人には最も気になるであろう発毛や発育に関する点はとくに優れています。

発毛効果が高く持続性がある

発毛効果が高く持続性があるのがHARG療法の強みです。HARG療法で用いられるAAPEは幹細胞から抽出された成分。幹細胞の特徴はさまざまな細胞に変わる「分化」をすることです。分化によって組織を再生させ、成長を促すことができるのです。この幹細胞の成長因子が含まれている薬品がAAPEというわけです。

正常な髪の毛は、休止期と成長期のサイクルを繰り返すことにより、古い毛が抜けては新しい毛が生えるという生え変わりを繰り返しています。薄毛は毛を作る毛母細胞が休止期に停滞しがちになることで起こります。AAPEの成長因子は働きが弱くなった毛母細胞に働きかけ、毛母細胞を活性化させます。活性化した毛母細胞は再び成長期へと移りやすくなるので発毛に大きな期待がもてるようになるのです。

また成長期にある毛母細胞はさらに働きを強めていきます。 AAPEが働きかけるものは毛母細胞だけではありません。毛穴の奥には毛包というものが存在し、そこにはその人の幹細胞が存在しています。この幹細胞にも働きかけを行うので、発毛の効果をより高めることとなります。 幹細胞の分化と毛母細胞への刺激のダブルパワーで、発毛機能がフルに活動し、効果も長続きしてくれる治療。それがHARG療法なのです。

育毛効果もある

髪が生え始めてからが薄毛治療の勝負どころ。育毛効果も期待できるところがHARG療法の第二のメリットです。

HARG療法で使用するAAPEは、厳密にいうとAAPEだけではなく、育毛成分を数種類追加したHARGカクテルというものです。HARGカクテルに含まれる育毛成分は主なものとして、ブフロメジル、シスチン、ビタミンB、ビタミンHといったものです。ブフロメジルは血管を拡張し栄養を髪に行き渡らせ、シスチンは毛質タンパクを形作るアミノ酸であり、各種ビタミン類は髪の成長を促してくれる働きを持っています。 AAPE自体も成長因子を持っているので、毛母細胞への刺激という面から育毛促進を行います。

成長因子はKGF、PDGF、VEGFが主なもので、その内のPDGFが毛母細胞の成長期に働きかけます。その結果として毛母細胞の成長期が長くなり、毛髪が充分に成長するまで休止期に移行しないようにすることができるのです。 このようにHARG療法は、育毛を栄養面と毛母細胞の活動改善の両面からサポートしてくれます。

 

安全性は高いがデメリットもある

安全性が高いHARG治療ですが、それ以外の部分でデメリットが目立つようです。しかし施術時に伴う痛みや経済的な負担が主なもので、人によってはデメリットと感じないものもあるでしょう。気になるポイントを具体的に挙げていきますので検討材料にしてみてください。

痛みをともなう

医師によっては痛みをともなう治療になってしまうことが1つ目のHARG療法デメリットになります。

HARG療法は基本的に注射器を使う治療です。薄毛の箇所に注射針でHARGカクテルを注入する以上はどうしても痛みが伴ってしまいます。実際に治療の現場では痛みのせいで治療を中断してしまう人もいるようです。ブロック麻酔を用いて痛みの軽減をはかってくれる医師もいますが、麻酔なしに施術する医師もいるので、こればかりは事前に問い合わせるしかないでしょう。

また近頃はノンニードルという痛みをほとんど感じさせないHARG療法を導入しているクリニックが増えてきています。どうしても痛い治療が嫌な人は、このようなクリニックを探してみてはいかがでしょうか。

数回の施術が必要

HARG療法は効果が出てくるまで数回に渡った施術が必要となってきます。毛母細胞の活性化を待つという治療なので個人差がどうしても出てしまいますが、よくあるケースで発毛の実感まで3~4ヶ月、治療回数にして3~4回の施術が必要となるようです。1回あたりに要する治療時間も40分以上かかる長いものなので、時間に余裕がある人でなければしっかりと治療に取り組むことは難しいでしょう。

治療費が高額

治療費が高額になってしまうこともHARG療法のデメリットといえるでしょう。HARG療法の相場としては治療1回あたり15~18万円ほどが必要となります。先程解説したように数回に渡って施術する必要があるため、トータルでは数百万円の治療費がかかってしまうことを覚悟しなければいけません。経済的な負担も大きい治療だといえそうです。

薄毛の原因によっては効果がない

HARG療法は全ての薄毛に対して効果が期待できるわけではありません。悪玉男性ホルモンが原因となって薄毛になっているケースでは、HARG療法で対応できないという見解もあるようです。

そもそもHARG療法は再生療法であり、毛根の活動を正常に近づけ髪の毛の成長を促すことを目的としています。一方、悪玉男性ホルモンが原因となっている薄毛はホルモン自体にアプローチしないことには改善しようがないからです。治療開始前の診断で悪玉男性ホルモンによるものだとわかったら他の治療法を検討するしかありません。

 

まとめ

「HARG療法に副作用はある?」というテーマでHARG療法の安全性やメリット、デメリットについて解説しました。HARG療法そのものは副作用の報告もなく、効果についても期待できる薄毛治療だとわかりましたが、同時に人によってはハードルの高い治療であることもわかりました。自分にとって向いている治療であるかよく検討することが必要だと言えそうです。